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表紙素敵すぎ「ナイジェリア女性作家の小説」◆今日のアフリカ記事

今日のニュースチョイスはこの表紙で即決。素敵だ。素晴らしくかっこいい。ナイジェリアの女性作家の本。

性別を明かしていない人が女性賞に初めてノミネートされ、そもそも女性に限定した賞の意義は?という話。

向こうの小説も読んでみたいけど、手が回らない。けど読んでみたい。どなたか一緒に読みません?(超ゆる募)

「ナイジェリア人作家は著名な女性作家賞に新しい物語をもたらす」

ウォール ソインカWole Soyinkaはナイジェリアの女性作家は文学の新しい潮流の中心だという。
3人のナイジェリア人作家は2019年女性賞フィクション部門にノミネートされた。
Oyinkan Braithwaite, Akwaeke Emezi,Diana Evansの三人だ。
3冊の本は特に経験の多様性と文学界がついに有色の女性作家に開かれたことを示す。

「普通の人々」でエヴァンスはマイケルジャクソンの薬物過剰服用からジルスコットのコンサートや
ロンドン郊外の中流カップルの気怠さなど、見過ごされがちな普通を描く。
この小説はニューヨーカー誌で2018年ベスト本の一つとして取り上げられた。

「淡水」はエメジのデビュー作で、若い女性の中に住んでいるイボ族神の複数の声の話だ。
イボ世界をトランスジェンダーのアフリカンの世界としても描いている。
女性賞に、男性でも女性でもない作家がノミネートされたはじめてのことだ。
審査員は何らかの議論を予想して、ノミネート発表と同じ日に論説を発表した。

「エメジの小説は女性だけの空間での会話体で、
内向きで、白人で、西洋のマイノリティの性別のはっきりしない人々がいて、新しい意味をもたらしている。
そしてエメジはノミネートされ喜んでいる」と審査員は言う。

バリスワイトのやはりデビュー作の「シリアルキラーの妹」では殺人的で華やかなラゴスのファッションデザイナーと、
漂白剤とゴム手袋を準備するその姉との暗くおかしな関係の話だ。
彼女は立派なナイジェリア人の小説を書きたいわけではなく、イマジネーションを広げた面白いものが描きたかった。

1996年に女性の賞が足りないとして始まった女性賞は、作家の登竜門となり、3万ポンドの賞として宣伝される。
2005年にはライオネル シルバーの「ケヴィンについて話すこと」、
2006年にはザディ スミスの「美しさについて」、2007年にはシママンダ ゴジ「黄色い太陽の半分」が受賞した。

勝者の輪はいつも仲が良い訳ではない。
とある勝者は、文学においての男女の不均衡に言及し、出版社は一年間女性に注力すべきと提案したが却下された。
彼女の提案は文学界にエッセイやパネル、調査を越えて行こうというチャレンジングなものだった。

「オレンジ賞を取ったことは、ブッカー賞を取る程意味のあることではない。
受賞した人はみな同じように言うでしょう。人類の半分を削って賞をあげているので。
しかしこの問題が示しているのは、私たちは手助けが必要で、
男性が居なくなって初めて私たちに受賞機会があるということです」

Nigerian authors are bringing new narratives to the prestigious women’s literary prize
https://qz.com/africa/1565508/

#アフリカ 077

Blue Baobab Africa ブルー バオバブ アフリカ。 東京タワーの麓でアフリカとメンタルヘルスと色々のごちゃ混ぜをやっているカフェですがゴーイングコンサーンに疑念しかないので サポート頂けると嬉しいです。