昭和歌謡⑭

今日は予告通り、何故「昭和歌謡」がジャンルのような位置づけにされているかについて、以前の記事も見返りつつ、別の側面から書いていきたいと思います。

それは「商売上の理由」です。

やはり音楽、今売れないんですよね。サブスクで儲かるのは僅かな方達です。

相当再生されないと収益の上がらない仕組みです。

まあ当たり前ですよね。定額で聴き放題=加入者数に応じた収益しか上がらない。ということだから、売れる方に収益が集中する、当然です。

で、コンテンツ数を多くすれば取り分は増える。

ただ聴かれなければ当然収益は上がらない。

その時役に立つのが「ジャンル分け」なんですよ。ばら売りより束にした方が目立つでしょう。

そうして露出を増やしていけば、やはり耳に入る機会が増える。

「TikTok」で受け入れられたのも、「昭和歌謡」という括りが影響しているとも考えています。。

サブスクの浸透によりランダムに聴かれるようになった、ということもよく言われていますが、それだけではないでしょう。

「昔の曲を聴いて使う」という現象を正当化する、という効果はあるはずです。

あそこで「昭和歌謡」と言われてバスってる曲、「平成」の曲まで入ってますからね(笑)。単に「昔の曲」をまとめて聴かせるための手段。

ある意味プロモーションの一種、とも言えるでしょう。

「窮鼠猫を嚙む」という表現があっているのかもしれません。

それ位今の音楽業界、不況ですからね。

「昭和歌謡」にすがりたい、という気持ちが生まれても不思議ではないのかもしれません。

明日はこの局面で、良く言われることについて書きたいと思います。



ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。