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私のサポートで、個人のアイデンティティーを解放したい。-本気留学サポーター 井上理奈-

「悩んだ日々があったから、留学に踏み出せた」田舎で自分を出せなかった葛藤と、アメリカで感じたアイデンティティーの大切さ。偏見を持たず、もっと個人と向き合いたい。そう語る彼女は、人生を豊かにする1つのツール"留学"を通して、個人の内面もサポートして行くための試行錯誤をしている。留学によって、個人を尊重する大切さ、本当に好きな事、将来の目標を見つけることが出来た彼女。そういう人々を増やしたい、そして自分がそうであったように悩み、葛藤する人を助けていきたい。彼女が"留学"を通して伝えたい事とは。

-まず、留学前を振り返って、どうでしたか?

留学前は人生において、自分のやりたい事や目標が無く、漠然と留学に行きたいと考えていました。英語で何の仕事に就くかとか、何に活かせるかとかは考えずに、ただ純粋に英語を話したいと思っていました。

-目標が漠然とした中で、英語や海外に興味を持ったきっかけは?

幼少期、6歳くらまでアメリカに住んでいたんです。帰国して岡山県の田舎で過ごしたのですが、英語を話す人もいなくて、揶揄われる事もあり、幼少期アメリカで過ごしたことがコンプレックスになってしまいました。それを隠そうと、必死に日本語を学んで、そしたら英語が話せなくなってしまった。。。

-今の自分を形成する上で印象的な出来事はありましたか?

日系アメリカ人の団体で代表を務めたことですね。AAPICって言う団体で、大学内でのダイバーシティーを守るために各アイデンティティーの団体があって、私が所属していたのはその中の1つでした。そこで、アメリカ人のダイバーシティーに関する視点を知れたのは良かったです。

-確かに、日本にいると客観的にしか見れないですよね。

私はアジア系アジア人ですが、自分もマイノリティーの一人として認めてもらった上で参加できたのは嬉しかったです。普段垣間見れないマイノリティー側の気持ちや、日本にいたら触れることの無い考え方や個人の大切さをしることが出来ました。

-そういった経験をした事で行動できたことや価値観の変化はありましたか?

現地でボランティアにも参加して、社会更生したい人やアイデンティティーを強要されてしまった人にも会うことができたのは、代表をやってマイノリティーへの理解があったからかなと。アメリカで心理学を専攻していて、外側だけ見るとそういう人達って疎外されがちですが、そういう人達も一人一人のアイデンティティーを持っているのだと実感しました。

人のバックボーンを気にして、その人の本質を見る事ってできないじゃないですか。私は意識的に偏見をなくそうとしています。その人の本当を見たいと。日本人だから、恥ずかしいからできないというのはやめました。

-日本ではアイデンティティーの確立が割れ物みたいな扱いになっていますよね。だからこそ留学で自分自信を見つめることができるのでしょうか?

そうですね、日本で自分をオープンにする人があまりいないですよね、そういうのにネガティブなイメージがあるのかな。海外を知ることで、そう言った事にも寛容になると私は思います。自分の悪いところや悩みももっとオープンにして、1人で思いつめないような解放さを作っていきたいですね。自分を知ることで同時に他者も許容できると思いますし。留学は英語力だけでなく、精神的にも成長できると私も自分の経験から実感しています。そういった成長過程も私がサポートしていきたいです。

-将来の目標は?

私は留学で自分の強みや弱みを知れて、人のサポートをする事が好きだと実感しました。アメリカでも心理学を学んでいたので、留学という行動面だけでなく、皆さんの不安など内面的なケアもしていきたいです。皆んながそれぞれのアイデンティティーを許容出来るよう、悩みを解決できるよう耳を傾けたいです。今の会社、ブルードに入ったのも、そういう移民の方々やマイノリティーの方々が住みやすい環境を考えていたからです。そういう悩みを抱えた人を手助けできる場を作りたいと思っています。

留学は人生のターニングポイントなので、個人の成長や異国で直面する問題を皆さんと一緒に解決していきたいです。

-留学者のコミュニティーも、個人のサポートに近いのですか?

そうですね。悩みや不安を話してもらって、支えたいですし、悩むことや他者と違うことは悪いことではないということを、まずコミュニティーからそういう雰囲気を出していきたいです。何よりも留学を通し、日本から出ることで、他者と自分を認めることの大切さを知って貰いたいです。

-留学に行かなかったらどうなっていたと思いますか?

目的もなく、地元でなんとなく暮らしていたと思います。目標を持つと人って強くなれますよね。生きる意味だったり、社会に貢献できるという存在意義を見出せる気がします。留学によって、人生の目標が明確に、そして何かに本気になれる人を増やしたいです。

プロフィール

井上理奈:岡山出身。ヴァルパライゾ大学組織心理学部卒業後、外資系人材会社にてインターンを経験しブルードに参画。当社では、アウト・インバウンド事業部カスタマーサクセスを担当。