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発達障害の旦那氏と、統合失調症の嫁氏。

旦那氏は発達障害だ。
医者からは教科書通りのADHDだと言われたほど、典型的なADHDだ。

結婚する前、旦那氏は自分が「変」だということに気づいていなかった。周りもあまり指摘してなかったのではないだろうか。

私は旦那氏と付き合う中でこの人は「変」だと思った。

まず、この人はよく寝る。眠くなったらどこでも寝る。どんなときでも寝る。重要なことは後回しにしてでも寝る。

次に、こだわりが強すぎる。そして偏りすぎている。興味のないことにはとことん興味がなく、人の話を聞かない。が、興味のあることに対してはその話をよく聞くし記憶力もいい。

夢中になると人の声は聞こえないし、それが終わるまで他のこともしないしできない。二つ同時に何かするということはできない。

そして散らかす、片付けができない、すぐ諦める。
さらにじっとしてられない。静かな映画館の中でゴソゴソとよく動く。

とにかく、変だったので「一度病院へ行け」と言ったらホントにメンタルクリニックを受診。そこで、ADHDという診断を受けた。今は投薬しつつ生活している。

そんな旦那氏と結婚した私は旦那氏に振り回されてばかりだ。


私は統合失調症だ。この前手帳を更新したら2級から1級になってしまった。

私も私でメンヘラなのでそれはそれはめんどくさい女だ。

すぐ泣くし、すぐキレるし、とにかく情緒不安定。
一人で行動できないとか、妄想もひどく、すぐイライラする。

そんな私とわかって旦那氏は私と結婚した。
どんなに私が理不尽にキレても、よしよしと言って宥めてくれる。
旦那氏はADHDではあるが、ものすごく優しい人だった。優しい上に、ポジティブ。楽天的である。

旦那氏にマイナス思考は皆無である。

だからだろうか、私がネガティブでマイナス思考の塊なのに、旦那氏は私のネガティブをも上回るほどポジティブすぎて私はそのポジティブな旦那氏によって支えられている。

そんな私でも神経質ということもあり、時間にルーズなのは許せないし、清潔でないと嫌だし、せっかちだからさっさと支度とかしたいしで、旦那氏のルーズなところを自然にサポートしている。

どこかに行く時とかはいつまでも支度しない旦那氏の荷物を私が用意するし、時間も守らせる。何度も何度も怒ったり怒鳴ったりして旦那氏の尻を叩いて動いてもらう。そのおかげで旦那氏は朝も起きれるし、時間も守れるし、忘れ物もしない。

旦那氏ができないことを私がする。それで旦那氏を支えているのだ。

発達障害の旦那氏と、統合失調症の私だが、そうやってお互いの足りない部分を補うことによりもうすぐ結婚して4年経つがいわゆるラブラブ(旦那氏曰く)だ。

そんな二人のことをたまにノートに書けたらと思う。

読んで下さりありがとうございました。今回はこの辺で終わります。

劉樹-ryuki-

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