小説 小さな日のあたる心3 大学編
この小説はフィクションです。私は児童の支援はしたことがありません。そのため創作です。考えながら、自身の知識や支援の傾向を振り返りする目的で書いてます
愛はというと、ボランティアやソーシャルワークについてもう勉強をしていた。
I主任が言う、愛さん、あなたのことは聞いています。学校1位の成績ってすごいですね。
ぜひ、ボランティアでいろいろ学んでください。
ここは、子ども達が勉強を頑張ったりしています。子ども達の関わりは保育士と思うかもしれません。勉強を教えるのが教師の役割のようにね。ソーシャルワークが関わる意味を考えてくださいね。
愛は、考えた。子ども達は、上手く言語化できないと思うし、そして反抗したりするなど言葉と気持ちが一致してないこともある。
パラドックスや、ナラティブな視点、グループダイナミクスなどの視点を大切にしようと決めた。
子ども達との初対面、子ども達は、おばさんと言ったり、文句を言ったり、泣き出す子もいた。
主任が固まる愛に話をした。とても勉強できる状態ではないと思いましたか?その通りです。
面接をして、利用者の家庭環境や勉強への思い、将来の目標を聞くことは、もちろんですが、愛さん、是非優しくしようという気持ちを忘れて関わってみてください。
愛先生、ここわかりません。勉強したくないです。冗談を言う子ども、そして、一部の子どもが騒いでいるのに、うるさいと子ども同士でケンカを始める場面などがあった。とりあえず一人一人対処をしなければと考えた。
愛さん、一人、一人に関わろうとしましたね。
確かにそうすれば、問題は解決します。ただ、それでは、利用者の心にモヤモヤが残り前に
、目標に向かって進めないでしょう。
おそらく、ここで勉強をしましょうと促すよりは、生徒一人に焦点を当てて、その生徒を丁寧に支援しましょう。他の生徒は勉強しなくて良いと思っていても良いです。態度に出るかもしれませんが、それも良しとします。
その生徒が変わっていく姿を見せることは、勉強しましょうという言葉や注意、環境設定より皆をまとめる力があるからです。
I主任の言う通り、一人の生徒を支援する。そうすると深みにはまってしまう。そしてあらゆる支援をして、その生徒と関わることが増えては、失敗が目立った。
他の生徒は、その様子を見ていた。なつさん、まだ来てないんですか?いつも早いのに遅刻かな?なつさん、ここの問題はこうすると良いよ。など、生徒同士が同じ方向を見て、生徒の各目標は強化されていった。
I主任は言う。子ども達は、自身の勉強のことも自信のなさも理解しています。ゆえに進む道筋か見えなかったように思います。そうしてその時にうるさい子どもがいれば、その人のことに流されてしまいます。
また、その時に、勉強を頑張る子どもがいれば、それはそれで場の空気が間違った方向に行く可能性もある。
また、その勉強を頑張る生徒は勉強方法がわからないからこそ、一生懸命にもがいていたのかもしれません。そうです。この勉強の方法がわからないのが問題なのです。
皆が勉強したくない、勉強面白くない。でも、子ども達は、先生に話しましたよね?資格は取りたい。実習や調理実習には行ってみたいと話していましたね。それはもう1つの物語であり、調理や実習はやり方を教えてもらえるので、彼らにとっては不安より楽しみだったのです。
愛はそれを聞いて思う。そうか勉強が苦手や嫌い、人間関係がしんどい。その人達を勉強を教えたり、人間環境の構築ができる場作りが問題の解決方法ではなく、根っこは勉強の方法がわからないだったのか。
そういう意味では、今回は、一人の子どもには、逆に勉強は頑張る隙を与えないぐらいいろいろ支援をした。しかしそうすることも、そもそも、ノートの取り方や問題の基本的な解き方な基本的な勉強方法がわからない問題があったために、いろいろ問題が出てきてしまう。そして他の子ども達はその問題が気になるため注目する。
一人の子どもの問題が解決すれば、他の生徒も当然勉強しようと思うようになる。重要なのは、最初の面談や早い段階で、問題をしっかり見極めることだったのか。
I主任が話す。そうですよ。今回は、2週間のボランティアですが。良い勉強になりましたか?この経験を忘れずに大学生活を楽しんでください
それと、たけし君にもよろしく言っといてください。彼も彼なりにもがいています。愛さんも見守ってあげてください。あなたと同じことで悩んでいますよ。
あいつは大丈夫です。なんだかんだやるやつですから。