竹馬春風

生きる21歳 音楽もする

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最近の記事

Twilight Tint - 竹馬あお feat. 花隈千冬 (Lyrics)

(潮風に揺れて、夏雲の間に消えていった、 それは紛れもなく、私の言葉。 それだけで、良かったんだ。) 茜色に染まる空、ふわり風になった言葉 セカイにひとつだけの秘密、想いを乗せた泡が弾けた もしも手が届いたなら、もしも願いが叶ったら、 いつもどおりの夕空も違った輝きを見せた 胸の鼓動、キミの声 偽りない気持ちを追い越して辿り着いた必然 秒針の進む音がした Twilight 明日のその先のストーリーは 新しい白紙のページ、自分の足で描いてゆくんだ Twilight 涙のあ

    • 後輩は加害な人だった

      Twitterに転がってきた読み切りものの漫画への感想です。ヘッダー画像は適当です。オチは無いです。 お久しぶりです、竹馬春風です。 to 初めましてじゃない方:Noteの下書きには「2023良い曲まとめ」と「2024の抱負」が転がってますが、忙しくて書ききれないまま2月になってしまいました。 to 初めましての方:初めまして。僕の為人を知りたい方は上記漫画の9ページから読んでください。そういうしがない理系大学生です。普段は作曲をやってます。 加害性の話。 2024年は

      • 僕らから、”エモ”までも奪ってくれるな―「パターン化された”エモ”」小論—

         竹馬春風です。本稿は、大阪大学感傷マゾ研究会の会誌『青春ヘラ ver.8「シティダーク/アンダーグラウンドレトロ」』に、会員として投稿した文章です。ぜひ会誌のほうもお買い求めください。 <自己紹介> 京大情報学科3回生です。ボカロPもやっています。故郷松山に原風景を抱え、『秒速5センチメートル』に人生を狂わされ、『氷菓』で青春の在り様を学び、RADWIMPSで恋愛観を洗われました。最近は感傷マゾ研究会での活動のことを、社会という急流の中で流されじと岩にしがみつく水草やプラ

        • 産声 Lyrics & Chords

          Lyrics 心臓が融けて、流れた言葉と戻らない感情、 すべて失って、ようやく僕は産声を、上げる。 暈けてゆく夕暮れ、自転車の音、 夜九時、帰り道、君の声紋、 溶けてゆく世界と、かつて鮮明だった、感情、僕だけ、置いてかれた。 滲んでゆくペトリコール、生きる理由、 僕の罪業と、君の温もり、 溶けてゆく記憶と、残滓ばかり澱んだ、心臓、僕だけ、老いて枯れた。 「孤独の痛みを捧げて償えたら」 そんな優しい世界こそ在りもしないユートピア。 産まれ持った間違いが少しずつ少しずつ深い

        Twilight Tint - 竹馬あお feat. 花隈千冬 (Lyrics)

          「from Y to Y」に、僕は共感できたと勝手に思ってた

          from Y to Y - ジミーサムP: 竹馬春風です。最近ずっと聴いている曲に対する諸感情をまとめます。 たまには(あるいはいつも)こうやって、価値創出を考えずに随想をしたためていきたいものです。その感情がやがて自分の曲や作品になると信じて種を蒔きます。 罪の意識と、連帯感「from Y to Y」。2009 年に投稿された、僕のようにボカロ P を 6 年ほどやっている人なら知らない人は少ないような、ボカロバラードの名曲。 この曲には 3 年前にのめり込むように聴

          「from Y to Y」に、僕は共感できたと勝手に思ってた

          Twitter をやめた先の景色

          お久しぶりです。竹馬春風です。 Twitter の 2,000 フォロワー & 20,000 ツイート到達を前に、Twitter を 2 週間ほどログアウトしておりました。本稿はその総括として執筆したものです。今後も元気があれば note を更新していこうと思うので、お楽しみに。 零 朦朧とした二十歳僕の目に映る世界の解像度が、いつからか、低くなっていった気がする。 20 歳になってから、視力は衰えていないはずなのに、視界は朦朧とした感じがあり、靄がかかっている。類型化出来

          Twitter をやめた先の景色

          「言葉」に救われたいのに。――「青春の全体主義」概念の提唱――

           初めまして。竹馬春風です。大学で情報学を学びながら趣味でボカロ作曲をする19歳理系人です。  この文章は、大阪大学感傷マゾ研究会の刊行する会誌『青春ヘラ ver.1 「ぼくらの感傷マゾ」』に、会員として投稿した文章の一部抜粋です。完全版は、是非会誌をお買い求め頂けると(僕というより会長が)助かります。 〇 救済、僕、君 我々は、救済を求めている。 「感傷マゾ」に共感し、此処に居座る覚悟を決めた僕も。「感傷マゾ」との邂逅、あるいはその新たな観念との邂逅を期待して、この一

          「言葉」に救われたいのに。――「青春の全体主義」概念の提唱――