引きこもり犯罪者報道をみて思うこと

引きこもり報道がありハフポストで次のような記事が出た。

川崎殺傷事件「ひきこもりではなく、"孤立"に目を向けて」 ひきこもり当事者団体がメディアの報道に注文

報道とこの記事をみて思ったことを率直に書いていく。

引きこもりと犯罪が紐付いているのはメディアの印象操作だけでなく
「多くの視聴者の『誤った平等感』という考えから」という考え。

誤った平等感はまず学校のイジメを引き起こす

自分の経験から学校でのイジメは「協調性」が関係していることが分かっている。

イジメは
協調性があり、力があり常識のないやつがイジメる側(A)、
協調性がなく、力が貧弱で常識のあるやつがイジメられる側(B)、
そしてAでもBでもなく、協調性があり常識のある人達(C)で成り立つ。

AはバカではないのでいざBをイジメるときは正義を理由にする。

Aの言い分は「協調性がないBが悪いからイジメた。」というものだ。
だがこれは完全に誤った平等感でBとしては到底理解できるものではない。
だがここでCはAを責めない。Aを責めるとBを擁護したことになるからだ。なぜBを擁護できないか。何とCにもAと同じ協調性がないBは悪いという誤った平等感を持っていたからだ。
ここでAは誰からも責められることはない、ある意味無敵だ。
そして無敵状態をつくっているのはCで、つまりイジメはAではなくCによるものだったのだ。

ちなみにA,B,Cが学校を出てインターネットを手に入れると次のようになる

A➔ネットユーザー(A')
B➔引きこもり(B')
C➔ネットユーザー(A')
そしてこれが現代の構図になる。

なぜCがA'になるのはCはそもそもインターネットに存在しないし匿名を手に入れたことによりA'に変わる人が多いから。
そしてCがいなくなったことでA'は簡単にB'をイジメることができる。
(ここでいうイジメは「一人で死ね」といったようなものを指す)

そしてこの構図が一番如実にあらわれているのがネット私刑だ。彼ら彼女らは司法に裁かれないであるとか判決に納得行かないというマイナスを埋めるためにあらゆる個人情報を出して無理やり平等になるようにしている。
またそのレベルに達しないまでも事件が起こったときの被疑者に対するバッシングはひどいものだ。この国には推定無罪があるにも関わらずだ。

まとめ

A'である世間一般は人は皆平等であるべきだから、自ら引きこもり仕事もせず、社会に貢献しない協調性のないやつを助けるなんてありえないという考えを持ち、メディアによる引きこもりは犯罪を犯すという印象操作を素直に受け入れてしまうのではないか、というのが僕の考え。

最後に

このnoteを見て勘違いしないでほしいので一応書いておきますが、
メディアによる悪質な印象操作を容認しているわけではありません。ただ引きこもりに対する偏見というのはメディアの印象操作だけではないように思っております。また、「一人で死ね」をイジメと書きましたが僕は自殺するなら絶対一人で死ぬべきと思っております。詳しく書くとこっちのほうが長くなりそうなので今回はやめておきますが。ちなみに今回「一人で死ね」をイジメとしたのかは単にわかりやすいと思ったからです。

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