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こなすではなく減らす

年齢を重ねると、体力や認知機能に変化が現れるのは避けられません。そのため、生活や仕事において、全てのタスクを無理にこなそうとするのではなく、効率的で持続可能な方法、つまり、タスクを削減することが最善というお話です。
人間である以上、この考え方は有効であり、自己ケアと生活の質を向上させるための大切なステップと言えます。


わかりやすく説明

20歳、1日に50タスクこなせる。
60歳、1日に30タスクこなせる。

20歳のときは、50のタスクをこなす能力があるかもしれません。
しかし、年齢を重ねるにつれて、そのままのペースでタスクをこなし続けることは、一般的には困難です。
歳を重ねることで、体力や認知機能に変化が現れ、過度なタスクをこなすことが難しくなるからです。

しかし、多くの人はこの現象を考慮せず、同じ量のタスクをこなしているように思えます。
これにはいくつかの理由が考えられますね。

タスク削減の難しさ

多くの人は、タスクの削減を積極的に行うことが難しいと感じているか、タスクの削減に抵抗感を持っていることがあるのです。

期待と同調圧力

社会的な期待や同調圧力の影響を受けて、多くの人は年齢に関係なく多くのタスクをこなそうとする傾向があります。特に働き盛りの年齢では、多忙が一般的で、タスクの削減が難しいと感じることになります。

また、周りの人が多くのタスクをこなしている姿を見ると、自分だけタスクの削減を考えることが、何かを怠っているような気になってしまうのでしょう。
同調圧力からくる自己評価や比較が、タスクを削減することに抵抗感を生むことになるのです。

習慣と現状維持バイアス

長年にわたり、特定のタスクや責任が習慣化されてきた場合、それらを変更することは心理的に難しくなります。
状況の変化に対して抵抗感を持ち、現在の状況や習慣を維持しようとする、現状維持バイアスですね。
また多くの人は、自分の役割や責任に強くアイデンティティを結びつけがちです。
そのため、それが無駄であることが明確であっても、削減しにくいことがあります。

無自覚

年齢による体力や認知機能の変化が徐々に進行するため、それに気付かない場合があります。そのため、タスクの削減が必要であることに気付かないのです。
しかし、年齢を考慮しないままタスクを増やし続けることは、ストレスになります。
状況に合わせてタスクを見直し、削減することは、健康と幸福を維持するために重要なことです。

タスク削減法

タスクの削減は意外と難しい課題です。
しかし、タスクを削減しない場合、若いときの体力や認知機能を維持し続ける必要があります。これこそ現実的ではありません。

ハイっ、減らしましょう。

優先順位とミニマリズム

年齢を重ねる過程で、体力や認知機能は変化していきます。
この変化に対処するために、何が本当に重要で、何が必要かを明確にし、日常のタスクに優先順位をつけることが非常に重要です。
ミニマリズムの考え方を取り入れることで、無駄なエネルギーや時間を浪費せず、本当に重要なことにフォーカスする方法を見つけることができます。

タスクの自動化

現代のテクノロジーでタスクを自動化することができます。家事やルーチン的な仕事を自動化することで、時間とエネルギーを節約するのです。
お掃除ロボなどを活用しましょう。

同調圧力との向き合い方

年齢を重ねると、しがらみや周囲の期待、同調圧力が増加することもあります。それゆえに、タスクも増えるのです。
このような状況に対処するには、自己認識を高め、自分の価値観と目標を明確にすることと、断る力を身につけることが大切です。

結論

無理に全てのタスクをこなすのではなく、減らすことが重要です。
タスク削減によるライフスタイルの調整によって、年齢を重ねても余裕のある充実した生活を送ることができます。
同時に、同調圧力に対処するために自己認識を高め、自分自身を尊重する力を養うことが重要なのです。

みなさんも同調圧力に負けず、タスクを減らしていきましょう。


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