素朴(40代・主婦・関東在住)

嚢胞性腫瘍(MCN)の体験記を載せるために始めたnoteですが、膵臓手術の話以外もいく…

素朴(40代・主婦・関東在住)

嚢胞性腫瘍(MCN)の体験記を載せるために始めたnoteですが、膵臓手術の話以外もいくつかテーマごとにまとめておこうかと思っています。

マガジン

  • 「粘液性嚢胞腫瘍」闘病記

    中年女性に多い、とはいってもなかなかレアな病気、嚢胞性腫瘍(MCN)の体験記。2020年2月、膵臓に腫瘍があるとわかり、同年6月に開腹手術を受けました。病院の選び方、入院準備、術前・術後の過ごし方など、これから膵臓の手術を受けるかたにお役立ていただける内容にできればと思います。

  • 遅れてやってきた30day song challenge

    コロナ休みで子供たちと家で過ごしていた手術前の2020年4~5月、Facebookで流行していた30day song challenge 。自分のぶんをこちらにまとめておくことにしました。楽しいからみんなやってみてほしい。特別音楽好きでなくても、特別詳しくなくても、音楽にまつわる記憶って誰にでもあるんじゃないかな。いろんな人のそういう話を私は読みたい。

最近の記事

(20)MR検査と造影剤

お久しぶりです。手術から2年。いまも半年おきに定期的に検査を受けています。 去年10月のMR検査では、検査前に飲むように指示された薬が初めてのもので、手術から1年たっても、種類の違う検査が出てくるんだなあと妙に感心してしまった。 紙コップに入った飲み薬は無色透明で、おそらく味をごまかすために人工甘味料が加えられていた。ものすごく飲みにくい。500ml近くありそうな結構な量を、全部飲まなければならなかった。 経口タイプの造影剤もあるのかと思ったら、検査後の診察で先生の話の

    • DAY30 A song that reminds you of yourself

      ああ、自分自身ってこうだったと思い起こさせる曲 ボ・ガンボス - 魚ごっこ 中高生の頃に、おしゃれしたいけど服が買えないからと「装苑」を読んでいた。当時は「so-en」という表記。丸山敬太さんがまだ学生で装苑賞をとったり誌面に出たりしていた時代。モデルは全員日本人ということにこだわっていて、江角マキコがモデルで出ていた。いまの「装苑」と違って「文化服装学院に通うモード層」「ハンドメイドが趣味のほっこり層」「既製服が入らず自作するオーバーサイズ層」がマーブルになって、なんと

      • DAY 29 A song you remember from your childhood

        子供時代に覚えた曲 all night, all day (アメリカの古い子守唄) 父は九州の田舎町で三男坊として生まれた。中学・高校と英語に夢中になり、ラジオの基礎英語と、アメリカ人の神父がいる教会に通うことで力をつけて、AFSでアメリカ留学の夢を叶えた。 裕福な家ではなかったが、語学がそれだけできるのだからと都内の私大に進学させてもらえた。しかし英語しか興味がなかった父は必要な授業に全然出なかった。もう学費は出せない、これ以上かかるなら自力で払えと親に言われて慌てて単

        • DAY 28 A song by an artist whose voice you love

          声が好きなアーティストの曲 tahiti80 - heartbeat ラジオでよくかかっていたのを聴いて、最初てっきり女の人だと思っていた。それが、確か日曜の昼間J-WAVEかなんかでボーカルのグザビエが登場。インタビューに応じてぼそぼそと喋り始めた。えっ、男!? 衝撃の瞬間。突然現れた、ロマンチックな恋の歌を歌う、控えめで大人しい感じの白人男性にめちゃくちゃ好感をもってしまった。

        マガジン

        • 「粘液性嚢胞腫瘍」闘病記
          20本
        • 遅れてやってきた30day song challenge
          30本

        記事

          DAY 27 A song that breaks your heart

          がっかりした曲 うしろゆびさされ組 - バナナの涙 小学校でバス遠足があると、クラスのみんながそれぞれ好きな曲の歌詞を書き、ワラ半紙の歌集を作った。バスの中でそれを見て歌うのだ。高学年の頃はおニャン子全盛期。当然のように「バナナの涙」があった。みんな大好き、ハイスクール奇面組の曲でもあった。子供が手書きした歌集を見ながら、バスの中で大合唱。 歌詞の隠喩がわかる年頃になって、この情景を思い出して「気持ち悪!」と思った。性的な比喩の曲を、男の仕掛け人が作って、普通の女の子みた

          DAY 27 A song that breaks your heart

          DAY 26 A song that makes you want to fall in love

          恋したくなる曲 小沢健二 - 愛し愛されて生きるのさ 恋愛したことないまま大学生になってすぐ、初めて彼氏ができた。渋谷系が好きな男の子で、部屋でこの曲をずっとループでかけていた。頭がおかしくなりそうだったけど、刷り込みとは恐ろしいもので、聴くと当時の甘酸っぱい気持ちがいつでもよみがえるようになってしまった。 その男の子とは長く続かなかった。付き合うってどういう感じなのかわからなくて、戸惑っているうちに終わってしまった。最後に行った喫茶店で「僕はきれいなものが好きだけど、(

          DAY 26 A song that makes you want to fall in love

          DAY 25 A song you like by an artist no longer living

          もう亡くなっているアーティストの好きな曲 fishmans - baby blue うろ覚えのまま書いてしまうけど、太宰治『人間失格』に出てくる、何かの画集に感銘した男の子が「オバケの絵だ」と興奮し「僕も描くよ、オバケの絵を描くよ」と決意するシーンが好きだ。自分の中で、このオバケの絵はエミール・ノルデかジェイムズ・アンソールあたりのフォーブっぽい作品だと思っている。 fishmansのbaby blueを聴いてすぐ「オバケの音楽だ」と思った。聴くと、連れていかれてしまう。

          DAY 25 A song you like by an artist no longer living

          DAY 24 A song by a band you wish were still together

          解散してなかったらなあと思うバンドの曲 SMAP らいおんハート この項目、私は書く資格がない。もともと、あるアルバムが気に入ったからってそのアーティストの他のアルバムまで全部チェックする、みたいな熱心な聴き手じゃないし、会社勤めをやめて出産したら新譜を追いかけなくなってしまった。 だから、ここ10年動きの止まった自分のCD棚を眺めて「この人たちは最近どうしてるかな」とググっては、いったん解散したのが最近復活してる!とか、wikiだとここ10年新譜が出てないように見えたけ

          DAY 24 A song by a band you wish were still together

          DAY 23 A song you think everybody should listen to

          or rather a song everybody should dance to! みんなが聴くべきだと思う曲(みんなに踊ってほしい曲) ラジオ体操  自宅中心に過ごす毎日。子供たちは家の中でも駆けまわったり取っ組み合ったりしているが、私は幼稚園の送迎がなくなったりして、もともと少ない運動量が激減している。 そこでラジオ体操を家族の日課にしてみた。司会者、ピアニスト、ダンサーの衣装、体操の組み合わせ。10分の中で少しずつ変化をつけてあることを、毎日見るようになって知

          DAY 23 A song you think everybody should listen to

          DAY 22 A song that moves you forward

          自分を前進させてくれる曲 Matt Deighton "Hey, My Mind" なんかもうダメだ~っていうどん底のときに聴く、マッサージのような曲。むさくるしい(失礼)おじさんから紡ぎ出される美しい音楽。きれいだなあ、と聴いているうちに、こり固まったものがほぐれてくる。コーラスの女声は奥さまだそう。この声もいいんだ。 買ったCDには歌詞カードがなくて、自分の英語力では聞き取れなくて残念。だけど何となく「天気で気分が変わる」とか「道に迷ってる」とか、ダメな気分の人間が親し

          DAY 22 A song that moves you forward

          DAY 21 A song you like with a person's name in the title

          曲名に人の名前が入った好きな曲 The Beatles "Lucy In The Sky With Diamonds" https://www.youtube.com/watch?v=naoknj1ebqI 恐竜大好きの息子6歳は、その周辺の化石や古代生物にも興味を示す。科博の常設展でルーシーを見たときも、いろんな本に写真が載っているあのルーシーの本物だ!という喜びがあったようだ。(復元模型だけど) 自宅のアレクサでBeatlesのLucy In The Sky With

          DAY 21 A song you like with a person's name in the title

          DAY 20 A song that has many meanings to you

          自分にとっていろんな意味のある曲 Eurythmics "Sweet Dreams (Are Made Of This)" 20代半ば、仕事帰りに新宿タワーレコードの試聴機でいろいろ聴いて、初めて知ったCDを1枚だけ買って帰るという遊びをしていた。レオパルドン「去年出たやつ」もそうやって買ったアルバム。 あんまり気に入ったのでネットで情報を探してみると、オフィシャルサイトが超立派(のちに本人たちが作っていたと知る)。音楽以外の読み物も面白い。めちゃくちゃハマった。吉幾三や

          DAY 20 A song that has many meanings to you

          DAY 19 A song that makes you think about life

          人生について考えさせる曲 Deee-Lite - "Good Beat" カラオケで昭和歌謡ばかり歌っていた高校生時代だったが、「こういうのを聴くのがオシャレなのか…」という下心で、レンタル屋でDeee-LiteのCDを借りたことがある。 オシャレ目当てで借りたCDにすごいメッセージがあって、衝撃だった。 この曲は30daysのどこかで紹介するだろうと思っていた。自分が迷子になったような気持ちになったら、ここに戻ってくることにしている。 「すべては自分のものの見方次第。船

          DAY 19 A song that makes you think about life

          DAY 18 A song from the year you were born

          生まれた年の曲 横須賀ストーリー 山口百恵 自分が生まれた1976年の曲。 大人っぽくて、しっとり落ち着いていて、カラオケで歌いやすい(結局それ)。 コロナ禍以前、書店で手芸本の棚を見ようとしたら、山口百恵さんのキルトの本が平積みになっていて驚いた。主婦になってからずっとキルトを作り続けていたのだそうだ。 構成を考えて、布を裁って、チクチク、コツコツ。ひとりで自分の世界にこもるのが好きな人だから、きっぱりと引退できたのかな。

          DAY 18 A song from the year you were born

          DAY 17 A song you'd sing a duet with someone on karaoke

          誰かとカラオケで一緒に歌いたい曲 昭和枯れすすき DAY1と同じ、女子高生時代にカラオケボックスで歌っていた曲。この曲をグループに持ち込んだのはアサミ。ウチヤマも知っていたらしく、ところどころハモれた。昭和の曲はテンポが遅く、歌詞の譜割りもわかりやすい。何度か聞いたら覚えてしまう。はっきりそう言っていたわけじゃないけど、なんとなく「演歌も歌っちゃうウチら、まじウケる」みたいなノリで、だけど真面目に熱唱していた。 アサミは高音も裏声にならずに朗々と歌い上げられる声質で、この

          DAY 17 A song you'd sing a duet with someone on karaoke

          DAY 16 A song that's a classic favorite

          好きなクラシック曲 モーツァルト「魔笛」 高校生の頃に図書館で手にした、CD付『魔笛』の画集。美術の棚で、すごいものを見つけてしまったと震える思いで借りて帰って、ここから謎の暴挙に出る。父の仕事用コピー機で全ページをコピーしてファイリングしたのだ。自分じゃ買えない金額だと思ったのかな。レンタル屋でCDを借りるとジャケットと歌詞カードをコピーしてファイルしていたので、たぶんそれと同じ感覚だったのだろう。気に入った映画のチラシなどと一緒に、大事なものとして保存していた。いま思

          DAY 16 A song that's a classic favorite