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死語現禁

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消えて行く言葉達の供養塔です。
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【死語現禁】『死語現禁を始めようと思ったわけ』

言葉の供養塔 言霊(ことだま)という言葉があります。 言葉に宿っている不思議な霊威(広辞…

北楠清名
2年前
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【死語現禁】287.花嫁修業

(日:花嫁+修行)嫁ぐまで、家で作法や家事を習得すること。<用法> 緑は短大を卒業した後…

北楠清名
21時間前
59

【死語現禁】286.ハクい

(日:白+い)上等である、良い、美しいの意の隠語。(広辞苑第七版)<用法> 「昨日行った…

北楠清名
22時間前
32

【死語現禁】285.剣呑(険難)

(日:けんのん)(ケンナンの略という。「剣呑」は当て字)あやういこと。あやぶむこと。(広…

北楠清名
1日前
46

【死語現禁】284.身重

(日:みおも)妊娠していること。みもち。(広辞苑第七版)<用法> 靖枝は身重で、葬儀への…

北楠清名
2週間前
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【死語現禁】283.年増

(日:としま)娘盛りをすぎて、やや年をとった女性。江戸時代には20歳過ぎを言った。(広辞苑…

北楠清名
4週間前
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【死語現禁】282.半ぺら

(日:半+ぺら) 一枚の紙の半分。(広辞苑第七版)<用法> 「半ペらの紙に書いたはずだけど、見つからないぞ」<解説・思い出> 普通の用紙の半分ぐらいの大きさの紙を指す言葉でした。 今でもお年を召した方はお使いになられるのではないでしょうか。 「ぺら」は『①(明治期の語。「片羅」とも書く)紙幣。さつ。②(紙などの)薄い物1枚。③半ぺらの略。特に二百字詰原稿用紙をいう。』(広辞苑第七版)という意味だそうですが、現在「ぺら」だけで使われることはまずないと思います。 「ぺら」が使

【死語現禁】281.マイカー

(英:my+car)(和製語my car)自家用車。(広辞苑第七版)<用法> タクオは会社から資金を…

北楠清名
2か月前
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【死語現禁】280.愚妻

(日:愚+妻 ぐさい)自分の妻の謙称。(広辞苑第七版)<用法> 「愚妻の作った物ですが、…

北楠清名
2か月前
155

【死語現禁】279.うるさがた

(日:うるさい+型)何にでも文句をつけたがる人。(広辞苑第七版)<用法> ヒロアキは、何…

北楠清名
2か月前
125

【死語現禁】279.クリソツ

(日:くりそつ)そっくりの逆さ言葉。<用法> 「ミユキとヨーコは後ろ姿がクリソツだから、…

北楠清名
3か月前
197

【死語現禁】277.うわばみ

(日:蟒蛇) ここでは、大酒飲みのたとえ。(広辞苑第七版)<用法> 「彼女はうわばみだから…

北楠清名
3か月前
127

【死語現禁】276.百貫デブ

(日:百貫+デブ) 百貫はここでは、目方・金銭の多いこと。また、価値のあるものにたとえて…

北楠清名
3か月前
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【死語現禁】275.二枚目

(日:にまいめ)ここでは、①(劇場表の看板の2枚目に名前が出たからいう)若い色男の役をつとめる俳優。曽我十郎・紙屋治兵衛のように言動優しく恋愛葛藤の中心となる役。②転じて、色男。美男。やさおとこ。(広辞苑第七版)<用法> 「えー、喜久子のお見合い相手、凄い二枚目じゃない!」 義弘は二枚目俳優になりたくて、上京した。<解説・思い出> 今の言葉で言うと「イケメン」ですが、もう少し大人な雰囲気もある言葉です。 僕の若い頃までは、非常によく見聞きした言葉です。 その後「ハンサム」