見出し画像

「研修はこんなふうにやればよかったんだ…」~生徒も教員といっしょに~

参加者アンケート結果から

 3月15日に、前任校の最後の仕事として、獲得型教育(演劇的手法)を用いた「主体的・対話的な学びから深い学びへ」の一つの「授業」提案として、研修をさせていただきました。
 ファシリテータ(及び講師)として実施させていただいた研修のアンケートの結果をいただいていたので、感想の部分をここに掲載させていただきます。
 この研修は、先生方だけではなく、生徒の皆さんにも参加できる形で行いました。そうすることで、
ということが大切ということを感じて欲しかったのです。
 そこがどのくらい浸透したのか、アンケート(感想)をご覧ください。先生方からのもの、生徒さんからのもの、そして外部の先生からもらったもの…とさまざまなものが混ざっています。
 今回は、題材としては「フリーズ・フレーム」を用いました。次回(あるとすれば)は、「ホット・シーティング」を用いる予定です。

アンケート(自由記述)より

生徒と教員がざっくばらんに話し合う機会は貴重でした。学校生活をお互いに心地よくして、歩み寄ったり、関係や現状を改善していくためにこのような機会を大切にしたいと思いました。生徒総会では無理なことも、偏りは目をつぶって、今日のような小グループでは意思疎通することが実現可能で有効だと思います。

・途中参加で大変申し訳ありませんでした。 研鑽の場としてだけでなく、仲間と想いを共有したり考えを磨きあったりする機会があることは、安心して楽しく仕事ができる環境整備につながると思います。引き続きよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。

演劇的手法で、自分が演じた立場からも、またほかの人の演じている様子からも、実感を持って学ぶことができた。その後の座談会で、生徒からの様々な意見を聞けたことや、外部からの参加者の意見を聞けたことがとても有益だった。

・先生方と沢山お話することがあまりなかったので、今回、先生方がどの様なやりがいを持っているのか聞くことができてよかったです。また、私はあまり教員には興味なかったのですが、先生方がとても楽しそうに仕事について話していて、興味を持ちました。色々なことを話せてとても楽しかったです。今日はありがとうございました。

・正直今まで教師は社畜という一括りでした。○○の先生は皆優しく私達を導いてくださるとてもいい先生ですが、学年の先生がぼろっとこぼす「睡眠時間 4 時間」「深夜にテスト問題作ってました」「15連勤」などの言葉とか、とある理科の先生のわかりやすい疲れぶりとか、全然疲れてなさそうに見えて「化け物だろ...」と思っていたけどよく見たらたまにすっごく眠そうなうちのクラスの担任とかを見て、「皆さん休めてないんだな。かわいそうに。」とよく心のなかで思っていました。しかし、先生方の仕事への向き合い方や、感じているやりがい、そして私達生徒のことを日々とても考えてくださっていることなど、先生一人一人からお話していただいて、先生方への尊敬の念が増すのと同時に、教師という仕事の魅力を存分に知ることができました。将来、教師という道も考えてみようとちょっと思いました。不覚にもこっちの方がメインとして心に残ってしまいましたが、藤牧先生のナポレオンの絵の再現、とても面白かったです。こんなことはやったことがなかったので、とても新鮮でした。授業でやってみたいです。2年 の授業で○○(わからない方へ。○○はうちのクラスの奴です)がやる、「私はエジソンです。」みたいなやつも面白かったです。 最後に 藤牧先生、素晴らしい講座、そして 1 年間、ありがとうございました。 そして、この講座で興味深い話をしてくださった先生方、ありがとうございました。 とても楽しかったです。 長々とすいません。以上です。

・途中参加で申し訳ございませんでした。普段生徒が授業についてどのように感じているのかを知ることができてとても貴重な機会となりました。やはり今回のような本音で語り合う機会が増えていくと良いなと感じましています。私個人としても日頃から生徒からフィードバックを聞く機会を増やしていきたいです。ぜひまた参加させていただきたいです。また、私もお力になれればと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

・先生方から雇用形態?についての気持ちを聞けることなんてほぼ無い経験なので、参加して良かったです。きっと普通の会社ではあり得ないほど全ての人が情熱的に仕事に取り組んでいることを改めて実感して先生のすごさと難しさを再確認できました

・今回、久しぶりに藤牧先生の研修会に参加させていただき、良い勉強になりました。具体的には、①「フリーズフレーム」を用いた 1 年間を振り返る、表現力の育成。②生徒達が主体的に歴史の授業への参加するための「演劇的手法」の実践。③歴史が専門ではない私にとって「史実はおきたことでも、実はこうだった」と考えることによる、思考力の育成。④授業を楽しくするための授業設計等について、色々考えさせられました。 あと最後の並木中等教育学校の先生方や生徒達とのフリーディスカッションを通じての、A.「教師としての意味づけ・倫理観」、B.「公立と私立の学校の違い」についても良い勉強になりました。私自身、落ち込むこともありますが、これからも教師としての自分を大切にしながら頑張っていきたいと思っています。

終わりに

 もっと、早いうちから、このような講座を開き、継続的にさまざまな内容で行ってくればよかった…と反省しています。
新任校では、どうすれば、どのようなタイミングで始めれば好いものかと思案中です。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?