【昔話】魚は煮ると縮むの? お母さん? 闘って!

家族と海に釣りに行った時小さな魚が釣れたことがあった。メバルだったかな? サイズは良くなかったが僕にとっては宝物のようなもので、是非とも家に連れて帰って食べたかった。だが、母によると「魚は煮ると小さくなるの。小さい魚を煮るともっと小さくなって食べるところなくなるよ」とのことだった。

そういうものかと納得した僕は魚を逃した(割と納得したので悲しい気持ちはなかった)

全く別の日。

家に小学校の友達が2人来て話していた時に僕はある知識を披露した

「魚は煮ると縮むんだよ」

と。

それを聞いた友達2人は

「絶対にそんなことない! 煮ると小さくなるって? 質量保存の法則がうんたら!」

と言い出したのだ。いけすかない小学生ですよね? 受験組だったのでそんな事を知っていたみたいです。

でも、僕には味方がいました。お母さんです。

「お母さんに聞こう!」

と飛び出した僕に友達がついてきます。

面食らったような顔で座るお母さんに聞きました。

僕「魚って煮ると小さくなるよね?」

友達「小さくならないよね?」

母「どういうこと? 小さくならないよ?」

?????

僕は何度も丁寧に聞き返したけど、答えは変わりませんでした。その必死さに友達も引いていたぐらいです。

でも、答えは変わりませんでした。

味方だと思ってたお母さんが嘘をついた。

釣りの時に何回も言ってたのに。

なんで一番言って欲しいタイミングで言ってくれなかったか。

友達の前で高らかに「煮ると縮む!」と宣言して欲しかった。大好きなママン。。

たまに母はこういう所があった。

今なら何故母が意見を変えたのかなんとなく分かる気もする。いや、しない気もする。皆さんはわかりますか?

と投げてみる。


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