断酒は周囲に宣言すべきかどうか

断酒することを周囲に宣言して

「自分で言った以上はこの制限は破ってはならない」

という状況を作り出して断酒を継続の枷とする。

資格取得のモチベーション維持などにもよく使われる手法である。

これは背水の陣のような考え方でもあるかもしれない。

さて、このメソッドは有効なのだろうか?

断酒に成功した町田康は「しらふで生きる」にて異を唱えている。

基本的に周囲に宣言をすべきではないと。

1.意志薄弱な人間は自分の宣言をそもそも守らない

俺もこの口なんだが、基本的に周りに言ったところで飲んでしまうときは飲んでしまう。「宣言したからには守らないと。。」という思いは割と容易に薄れていく。

2.失敗をすると周囲からの評判を無意味に落とす

宣言をして失敗すると周囲からの評判を落とす。

ただこれは落とす必要のなかった評判なのである。最初から宣言などせずに静かに失敗をすれば誰も失敗を知らないわけで評判は落ちない。

俺などは宣言を破りすぎて意志薄弱な人間だと思われているところだろう。

3.宣言の失敗を繰り返すと評判も宣言の効力も落としていく

宣言をする→失敗するを繰り返すと周囲からの評判を落とす。そして「どうせまた失敗するだろう」と周りから思われる。

もしくは直接「はいはい、どうせまた飲むんでしょ?(笑)」みたいに言われることもあるだろう。

そうなってくると宣言の意味など殆どない。周りから成功するとも思われてい宣言が自分の枷になる可能性は低いだろう。

4.意思が強い人間は失敗した時に強烈な事故嫌悪感を抱く

意志薄弱な人間は簡単に自分で言ったことを破る。逆に意思が強い人間はそれを貫く責任感を持っているのだが、それだけに失敗した時の反動が大きい。強烈な自己嫌悪感を抱く。

その結果どうなるか? ヤケになるのだ。

5.まとめ

ということで断酒の宣言のようなものをnoteですることに対して少し迷っている。だいたい俺は断酒宣言の翌日に飲んだからね! もう基本的に宣言はしないです。断酒の効果や思いなどについて綴ることはあると思いますが、大仰に宣言したりはしないと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?