見出し画像

思考を『〜しなきゃ』ではなく『〜しよう』に変えてみたら変わったこと


この間横浜の友達が
会いにきてくれてカフェで
色んな話をしていた。



私たちが話すことは
結構深い。


こういう考えの時どうしてる?

とか、

こうしちゃった時どうする?

とか、

頭の中が忙しい私たちは
常に自分の思考と
嫌な感情が出た時の
対処法の話をする。


この日私は朝から
あまり体調が優れなくて
彼女がせっかく来てくれるのに
迷惑をかけてしまったり、
すぐに帰ることに
なってしまうことを
恐れていた。


いつもなら言わずに
我慢するのだけど
その日は思い切って
聞いてみることにした。


私はいつも被害妄想をして
勝手に人はこう思うだろうと
決めつけて勝手に
苦しんでいる。

しゃきしゃきの
シーザーサラダを食べながら
彼女に聞く。

『私がもし今
具合悪くなったらどう思う?』

「大丈夫?って思うよ。
横になる?とか聞くかな。」


『横浜から1時間以上
かけてきたのに、
すぐ帰るかもしれないって
ことになったら?』


「死ぬわけじゃないんだから
また会いにくるよ。
じゃあ私が今
具合悪くなったら怒る?」


『怒らない。
心配してどこか休める場所を
探したりするかも』


「自分で思ってるより
たいしたことじゃないよ。
いつでも会えるよ。」


『そっかぁ。
なんか安心した。
せっかく横浜から
来てくれてるのに
すぐに帰ることに
なっちゃったら
悪いなってずっと考えちゃって』


「1時間ちょっとで会いに来れるし
LINEも電話もできるしね」



いつもこの感情を
自分の中にしまいこんで、
1人であたふたしていた。

人に迷惑をかけたくない
という気持ちが人一倍強い。


でもこうしてしっかりと
相手に伝えたことで、
相手も私に伝えてくれて

私の考えすぎだったか~

という風に落ち着いた。

それでも本当に具合が
悪くなって帰ることに
なってしまったら
気が引けるけど、
伝えてないでいきなり
そうなるよりは
幾分かましだと思った。

些細なことでも
自分の気持ちを
伝えることは勇気がいる。

仲の良い彼女だから
言えたのかもしれないけど
伝え合うことの大切さって
こういうことなのかなと思う。


彼女は心理カウンセラーの
カウンセリングを受けていて
いい情報があると
いつも私に教えてくれる。


今回彼女との話の中で
1番腑に落ちたお話が、
『~しなきゃ』を『~しよう』
に変えるというお話だった。


私たちは無意識に
『~しなきゃ』
と思ってしまっているらしい。

彼女にそう言われて
私の1日を思い返す。

『早く起きなきゃ』
『宿題やらせなきゃ』
『習い事に行かなきゃ』
『ご飯を食べなきゃ』
『早く寝かせなきゃ』
『お迎えに行かなきゃ』


1日中頭の中で言っていることに
気付いてハッとした。

私の趣味である
ひとりカラオケと
漫画を読むことでさえも

『漫画読まなきゃ』
『カラオケ行かなきゃ』


になっていた。


好きなことなのに

義務のようになっていたのだ。

今までそんなことを考えて
生きてこなかったから
思考に気付くって
大切なことなんだなと思った。


無意識の思考が知らぬうちに
自分を苦しめていることが
あるってことらしい。

『~しなきゃ』には、

でも本当はやりたくないのに…
とか、反対の気持ちが
出てきやすいと教えてくれた。

確かにそうだ。


早く寝かせないとこうだとか、
早く起きないとこうだとか、
習い事に行かないとこうだとか、
全部自分や世間が勝手に作り出した
価値観の中に縛られている。




私はその日から1ヶ月くらいずっと
自分の思考に気付くようにしてみた。


ふとしたときに、
『~しなきゃ』と思ったら
『~しよう』に言い直してから
行動するようにした。


『迎えに行かなきゃ!』
と思ったら
『迎えに行こう』
のように、mustからLet'sに
変えてみた。


毎日練習しているうちに
すぐに思考の癖に気付くことが
できるようになった。


『~しなきゃ』と思って
行動したことは、
できなかった時に
落ち込んでしまったり
凹んだりすると
彼女が言っていた。


私の場合は
『~しなきゃ!』という気持ちと
“急ぐ”がセットになっていて
常に焦っていることに気が付いた。


~しように変えてみると
急がなくても大丈夫なんだ
だんだん思えるようになってきた。


習い事に遅れたからって
死ぬわけではないし、
早起きできなかったからって
誰も怒らない。

彼女もこの思考の癖に
気をつけてからは、
まあどうにかなるし
と、気楽に捉えられるように
なったと言っていた。

あと私が気付いたことは、
〜しなきゃと思いながら
しようと思ってることは
本当はやりたくないのかも
しれないということ。


好きなことでも、
カラオケ行かなきゃ!の時は
本当は行きたくないのに
義務のように感じて
思ってるのかもしれない。

本当に行きたかったら
『カラオケ行こう』と思うはず。


〜しなきゃに気付いたら、
一度立ち止まって
本当はどうしたい?
と自分に問いかける。


そうすることで
自分で自分を
疲れさせることが
減ったように思う。

noteだって、
書かなきゃ!じゃなくて
書こう!と思った時に
書くようにしている。

その方がいい文章が
かける気がする。


彼女と話さなければ
自分のこの思考の癖に
気付くことがなかった。



こんな簡単なことに気付いて
言い直していくだけで
日々の気分が変わっていくなんて
不思議で面白い。

気分を変えることは
難しいようで実は
簡単なのかもしれない。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

522,259件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?