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豆の上で眠る

  1. 評価

  2. 著者紹介

  3. あらすじ

  4. 印象に残った所

  5. 感想

  6. こんな人におすすめ

評価

『豆の上で眠る』 ⭐️⭐️⭐️⭐️
著者:湊かなえ
出版社:新潮社
発売日:2014/3/28

著者紹介

1973年広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。

2005年、第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選、07年、第35回創作ラジオドラマ大賞受賞。同じ年、第29回小説推理新人賞を「聖職者」で受賞。

08年、「聖職者」を第一章に、その後の顛末までを描いた長篇小説『告白』を刊行。同作が2008年週刊文春ミステリーベスト10第1位、第6回本屋大賞を受賞する。「告白」は2010年6月、松たか子主演で映画公開。著作:告白(2008年8月 双葉社 / 2010年4月 双葉文庫)、少女(2009年1月 早川書房)、贖罪(2009年6月 東京創元社)、Nのために(2010年1月 東京創元社)、夜行観覧車(2010年6月 双葉社)、白ゆき姫殺人事件(2012年7月 集英社)

あらすじ

行方不明になった姉。真偽の境界線から、逃れられない妹――。あなたの「価値観」を激しく揺さぶる、究極の謎。私だけが、間違っているの? 13年前に起こった姉の失踪事件。大学生になった今でも、妹の心には「違和感」が残り続けていた。押さえつけても亀裂から溢れ出てくる記憶。そして、訊ねられない問い――戻ってきてくれて、とてもうれしい。だけど――ねえ、お姉ちゃん。あなたは本当に、本物の、万佑子ちゃんですか? 待望の長編、刊行!

印象に残った所

何もできないことは解っていても、何が行われているかは見ておかなければならない。

たまにそういう時あるなって思った。
何もできることないけど、親といたいっていう時。

家族と自分の共通点を見つけては喜んでいた。

小さな豆粒のような不安を打ち消すために。

普通に家族との共通点があると嬉しい。

天気予報でこの地方の地図が映ると、帰ってきたのだなと実感する。

私も実家に帰って地方のテレビ番組観ると、帰ってきたなって思う。

あの子は万佑子ちゃんではない。

1番一緒にいたからやっぱりわかるよね。
私も兄弟が変わってたら気づくと思う。
違和感あるって感じる。

今、万佑子ちゃんが食べたいのを選んだらいいんだよ。
味覚や好みなんて、変わっていくのが当たり前なんだから。
人生はこれからの方がうんと長いんだから。
いろんなものを好きになって、自分の変化を楽しめばいい。

おばあちゃんは気づいてた。

本ものって、何ですかーー。

これは答えられる人はいないんじゃないかな。
難しいな。

感想

今年38冊目。
面白かった。
万佑子ちゃんに何が起こったのか気になって、
読むスピードが徐々に速くなった。
結衣子ちゃんがただただ可哀想だった。
1番近くにいたんだから気づくよね。
気づかない方がおかしい。
最後の「本ものって何か」
答えられないな。
そんな簡単なことじゃない。

こんな人におすすめ

・ミステリーが好きな人

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