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本が好きなひとにオススメの資格「読書アドバイザー」になったので、これからの展望を語りたい。

読書アドバイザー?
なんですかそれ?

という反応の方がほとんどだと思います・・・

たとえ、本好きでも出版関係のお仕事をされている方でない限り知らない気がします。

かく言う私も存在を知ったのはつい最近。

読書アドバイザーとは?

出版文化産業振興財団が、主催している民間資格になります。

「読書アドバイザー」は読書についてアドバイスするだけでなく、本と読書に関するさまざまなことに助言・提言をおこない、読書環境の向上につとめる役割を持つ民間資格です。

出典:JPIC 一般財団法人 出版文化産業振興財団 公式サイト

なぜ読書アドバイザーの資格を取ろうとしたか?

「純粋に本が好き!」
これだけだと、わざわざ資格まで取ろうとは思いませんよね。

小っ恥ずかしいんですが、あえて言葉にするとしたら

私自身、本からたくさんのことを学び何度も助けられきた。
その経験を他の人にも味わってほしい。
では、どのようにすれば本を1人でも多くの人に手にとってもらえるか?

読書をしていくうちに自分だけが楽しんだり、癒されたり、教養を深めるのではなく、それを誰かに共有したい気持ちが出てきました。

だから、読書アドバイザーの存在を知ったとき、「自分がやりたいことのヒントが見つかるかもしれない」そんな気持ちから受講を決意しました。

また「本に携わる仕事をしたい!」となったさい、読書アドバイザーという資格を持っていることが、アピールポイントになると思ったからです。(これが本音ですね・・・)

実際、今はBOOK HOTEL 神保町で本を紹介する記事を書かせてもらったり、ブックカウンセラーとして本をお客様に紹介するようなことをしています。

読書アドバイザーになるには?

私が受講した第30期は以下の2つをクリアーする必要がありました。

①全4回8日間の講義の出席
②レポートの提出(2回)

特に試験があるわけでもなく講義の受講&レポート提出すれば資格取得できるので、そこまでハードルは高くないです。

どんなことを講義でするの?

第30期の講義内容は以下でした。


出典:JPIC 一般財団法人 出版文化産業振興財団 公式サイト

ミーハーな私はこの授業内容や講師陣をみて興奮しました!

「直木賞作家の今村翔吾さんの話が聞けるんだ!」
「1人出版社の先駆け夏葉社の島田潤一郎さんの講義もある!」
「下北沢にある書店B&Bの経営者・内沼晋太郎さんもいる!」

ただ、気になるのは・・・お値段です。
サイトを回遊しているうちに募集要項にたどり着き受講料が目に入る。

58,000円


う〜〜〜ん、けっして安くはない。

ただ、「なかなか、お会いすることができないような業界のスペシャリストの話を聞けるなら」と思い、すぐに申し込みをしました。

講義を受けて感じたこと

昨今「書店の相次ぐ閉店」「若者の読書離れ」など、本好きとしては寂しいニュースをよく耳にします。

出版業界の状況が厳しいことは、現場の最前線にいる方々が口を揃えて言うので痛いほど伝わってきました。

ただ、それでも悲観せず各々の立場から「1人でも多くの人に本を読んでもらいたい」と少しでも業界を盛り上げようとしている講師陣の姿に胸があつくなりました。

講義が始まった9月から「自分は本好きとして、そして読書アドバイザーとして何ができるのだろう?」そんなことを日々、自問自答するようになりました。

読書アドバイザーとしてのこれから

講座をつうじて「本に携わっていきたい」という漠然としていたイメージのピントが、少しだけ合ってきたような気がします。

それは

本をつうじて”誰かの役に立ちたい”

私は有名人でもインフルエンサーでもないので、世の中に及ぼす影響力はほとんどありません。

だから微力でいいと思うんです。
半径1m以内にいる身近な人達に、あらたな本と出逢うきっかけ作りができれば。

本は先人の知識や思いを伝える、いわばバトンのようなもの。

読書アドバイザーになったことに満足せず、そのバトンを未来に繋げていきたい。今回、そんな決意表明として文章に残そうと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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