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こだわりを緩め、買ってよかったもの

お財布です。
マザーハウスのイロドリ ミニ ウォレットを購入しました。

こちらは日本の四季をグラデーションによって表現した財布。公式では紫陽花をイメージしたカラーリングとして紹介されています。

わたしの第一印象は空の景色。青からピンクに変わるグラデーションは、日没から夜にかけて現れるビーナスベルトのよう。直感的に惹かれる。だけど購入前はピンク色が気がかりでした。

身の回りのアイテムは青や黒を選ぶことが多い。果たしてそれらと合うだろうか。財布だけ浮かないだろうか。

家で考えても結論は出ないと思い店舗へ。実際に手に取り見た目や感触を確かめてきました。

サイズ感よし。
山羊革の触り心地よし(山羊座生まれだから親近感も生まれた)

カラーは決まらない。
同シリーズの財布はカラバリ豊富。白から水色のグラデーション、水色から紺碧のグラデーションなど、魅力的な色合いが何点かある。どれを選んでも満足しそうだから本当に困る。

家に帰ってさらに熟考。数日間悩み考えた。

結果的に紫陽花カラーを買ったのだけど、思い至ったのは変化を受け入れてみようと思ったから。

今まで青や黒を選んできたこだわり。ときに選択肢を狭め窮屈に感じることがある。こだわりに縛られて何か大きな損失をしているのではないかと思うことも。

そんなふうに年々感じていたので、まずは財布から変えてみよう、と。今までの青から新しいピンクへのグラデーションはまさにぴったりでした。

ネットで買える状況ではあったのだけど、お店へと向かった。この行動がひとつ悩みを増やし、より一層愛着を深めることになる。

在庫が2つあったんです。
お好きな方をお選びください、と。

どちらも紫陽花カラーに変わりない。だけど並べると全然違う。職人さんが手作業で染めているから個性が生まれるんだとか。

淡い色合いか、濃い色合いか。最後の最後に少しだけ悩み、公式サイトの色味に近い方を選びました。

購入に至るまで選択肢の多さによって時間がかかったけれど、その分愛着が湧いています。

肝心の使い心地について。
半年以上使い続け概ね良好です。ピンク色に違和感を感じることもありません。

唯一の困りごとは、お札の形が3つ折りのように曲がること。ラーメン屋の券売機で吐き出される確率が上がりました。後ろに人がいるとちょっと焦るので…その点だけ改善できたらいいなと。

ほかは不便なく使えています。お会計の際、お店の人に財布を褒めていただけることも増えました。なんだかこちらまで嬉しくなりますね。

あのとき選んでよかった。こだわりを緩め買ってよかった。

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