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【本099】『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』

著者:喜多川泰 出版社:サンマーク出版

ダラダラとした夏休みを過ごしている受験生の颯汰。ある日、道端で熱中症で倒れているところを「Ladybird」で助けてもらいます。Ladybirdとは映画の舞台になったバーで、目を覚ました颯汰は、そこで、映画に登場するキラキラした女優さんたちに出会います。

女優、映画監督、建築士...ここにいる大人たちはどうやって夢をかなえていったのでしょうか。そこには彼らが秘密結社と呼ぶ「Ladybird」の存在があります。大人たちは、自分たちの人生を話し、夢をかなえるための生き方を颯汰に教えていきます。

「誰にとっても、自分と交わした約束を守り続けて生きていくというのは、大変なことだ。」

この本の中には、夢を叶えるためのいろいろな語りが登場します。私はそのなかでも「自分との約束を守る」という言葉が良かったです。一度決めたことを守り通す、それって、他人との約束を守る以上に難しいもの。自分との約束を守るとは、1日を大切に積み重ねながら、未来をつくる作業そのものだと思いました。

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