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檸檬爆弾も今なら理解できる.

ふと思うのだ.
今ガラス窓に水筒投げつけたらどうなるかな.
就業中に叫んだらどうなるかな.

ここだけ読んだら非常におかしな人に思われるかもしれないけれど,私は至って正常である.何が言いたいかと言うと,たまに常識の範囲を超えた行動を取りたくなるという話だ.

昔からその考えはあったかもしれない.よく分からない鬱憤がたまるとき.そんなときは発散方法としてカラオケでも,買い物でも良かったし,急な旅行にだって行けた.

でも今はそう簡単には叶わない.
だから日常空間の中で何かしでかしたくなるのだ.

こんな思考でいると思い出すのは梶井基次郎の檸檬だ.
そう,檸檬を爆弾に見立てて本屋に置いていく奇っ怪な作品である.

詳細は全く覚えていないけれど,その部分だけ鮮明に覚えている.なんでそんなことをするのか,高校生の私には皆目検討がつかなかった.

でも今ならもしかしたら分かるかもしれない.
そうして読むものリストに本が追加される.

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