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NJC妄想対談「石森太二がオカダカズチカを倒す3つの方法」

Y:いや、これはいくらなんでも無理でしょう。順当にいったら、変型コブラクラッチでオカダがギブアップ勝ち。レインメーカーの試し切りまで持って行けたら、石森よく頑張った!というところじゃないですか?
O:でも順当に行くだけではプロレスは面白くないんだなあ。知恵を振り絞れば石森にも勝機は十分にある。ドラゴンゲートのK-nessが前に言っていたよな。「プロレスは強い者が勝つんじゃない。勝った者が強いんだ」って。
Y:それは確かにそうですけど。でもどうやって勝つんですか? やはりセコンド介入とかですか? でも外国人部隊が日本に来られない現状では、邪道&外道と裕二郎しかいないです。これでオカダを倒すのはちょっと役不足というか、オカダの商品価値を下げちゃいますよ。
O:だったら「これじゃあオカダが負けても仕方ない」と思える新メンバーを連れて来ればいい。AJスタイルズがオカダからベルトを獲った時、サプライズ的に変装した裕二郎が乱入しただろ? 内藤哲也が初めてIWGPを獲った時だって、ドクロ面を着けたSANADAが介入したじゃないか。
Y:なるほど。じゃあ誰がいいですかね? 
O:ここで俺が推すのは海外遠征中のグレート・O・カーンだ。
Y:はあ? でも彼はイギリス遠征中ですよ。帰国は難しいのでは。
O:でもブログを見ると4月1日から更新されていない。ツイッターも同様だ。もしかしたら、すでに帰国している可能性がある。最近予告編として「グランドマスター」を目指す誰かがやって来る、という動画が流れているだろ? 
Y:あれはメキシコ遠征中の川人拓来じゃないかって言われてますね。
O:そう。みんなが川人だろって考えていて、岡のことが頭から抜け落ちている。サプライズを仕掛けるにはまさに絶好のタイミングじゃないか。O・カーンが正体を隠して乱入してオカダを襲撃し、フィニッシャーを決める。そしてオカダにやられてダウン状態の石森の身体を上に乗せ、3カウントを叩かせる。そして試合後に満を持して正体を明かすと。
Y:あり得ますね! そして大阪城でオカダ vs O・カーンのスペシャルシングルマッチが組まれると。この妄想はアリです!! 他には?
O:たとえばこんな方法もある。石森がオカダを場外に連れ出し、セコンドも使ってダウンさせる。そしてYES LOCKで締め上げ、カウント19で離してリングに戻る。いくらオカダでも1秒でリングに戻るのは難しい。レフェリーが余計な忖度をしてカウントを躊躇しなければ、リングアウトで勝てるわけだ。
Y:リングアウトかあ。でもそれだと二番煎じですよね。矢野と高橋ヒロムの試合は斬新で面白かったですけど、これ以上ああいう試合をしたら、逆にファンが離れる可能性もある。特に海外の視聴者は新日本にWWEとは異なるシリアスなレスリングを求めているみたいですから。
O:でも別にテーピングとかハサミとか小道具は一切使わないわけだから。むしろ勝つために最大限の知恵を振り絞るわけで、オカダを場外でダウンさせるまでのプロセスとサイコロジーが肝だよな。石森はプロレス頭が抜群にいい。スライディング式ジャーマンとか素晴らしいだろ? あの発想力を以てすれば、何かいい方法を考えつくはずだ。
Y:3つ目の妄想は何ですか? というか、もう他にないですよね。オカダを怒らせて暴走させて反則勝ちとかはさすがにちょっと。
O:いや、実は3つめが本命だ。石森とオカダは同じ闘龍門出身だろ? なぜ今このカードが実現したか? ここが伏線なんだよ。解説席にも同じく闘龍門出身のミラノコレクションATがいる。ミラノが鬼コーチとして練習生時代のオカダを散々しごいたのは有名な話だよな。でも当時、鬼コーチは実はもうひとりいたんだ。
Y:あ、もしかして!
O:そう、元レッスル・ワン副社長の近藤修司だ。今はフリーのはずだろ。元社長のカズ・ハヤシがノアに上がっているから、何となくそっちに行きそうなイメージが強いのは事実だよ。でも彼はパワーファイターでありながら器用で頭もいい。リング全体を鳥瞰できるああいう選手は、これから若手を売り出したい新日本としても欲しいはずだ。外国人が呼びにくい今の状況でリング上に刺激をもたらすには、国内のフリー日本人選手を上手く使う必要がある。実際、全日本もノアもそれでストーリーを盛り上げているだろ? 同じ元レッスル・ワンの芦野祥太郎なんて、今度全日本で最高峰の三冠戦に挑むわけだし。
Y:じゃあO・カーンじゃなくて、近藤が乱入して石森を勝たせて、自身もバレットクラブに加入する、と。そして大阪城でオカダとシングル!! それ見たい!!! 彼は石森と違ってマイクも得意だから、オカダの練習生時代の失敗を散々ネタにして馬鹿にすれば、オカダが激怒して盛り上がりますよね。解説席のミラノも「おまえもこっちに来いよ」「何をいい人ぶってるんだ! 大体昔のおまえは」的に巻き込めるし。
O:2012年の新日本&全日本の合同興行で対戦した時はオカダが近藤をフォールしているけど、あれもどうやらある種の不穏試合だったらしいからな。まあ不穏だったのは近藤じゃなくてパートナーの諏訪魔の方だけど。オカダのパートナーを務めた中邑真輔が本の中で怒っていたからな。その辺の因縁も絡めていけば、なかなか面白い展開になるんじゃないか? 
Y:なるほど! この妄想はちょっとマジで期待したい!!!! 

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