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「エアコン」と「革命」の教え

「エアコンが電力を多く消費するのは起動時」だそうです。

皆さんご存知でしたか? 私は知りませんでした。

つまり頻繁につけたり消したりを繰り返していると、却って節電にならない可能性があるのです。もちろん一日中つけっぱなしにするわけにもいかない。だからこそフィルターの掃除や温度調整、そして風の向きが大切になる。

ガーッと急速に冷やして寒くなったら消し、すぐに暑くなってまたオンという悪循環を続けていた自覚があります。「古畑任三郎」の第1シーズン4話で古畑が甘いものと辛いものを交互に延々食べていたように。

短絡的な成果を求めると、チートした時間の帳尻を合わせるように後で反動が来る。これは普遍の真理なのかもしれません。

たとえばフランス革命。ジャコバン党のロベスピエール一派が急進的で力づくの改革を押し進めた結果、1794年7月にクーデターが発生しました。いわゆる「テルミドールの反動」です。

市民革命の理念そのものは間違っていません。我々も恩恵を大いに受けています。でも急ぎ過ぎると大切な何かが気づかぬうちに零れ落ち、当初の姿とよく似た別の何かへ徐々にすり替わってしまう。この帰結は戦前の日本にも当てはまる気がします。

フランス革命に興味のある方には↓がオススメです。同じ著者の「ナポレオン」も最初の「台頭篇」が今月文庫になりました。来月には次巻も出るのでぜひ。

ナポレオンや織田信長、もしくは若くして成功を収めた起業家及び天才型のクリエイターに憧れがないわけではありません。でもどうやら私は「地道に少しずつ」が性に合っているようです。noteもそう。毎日続けることで結果的にフォロワーが増えてくれたら嬉しいし、本を出す夢へ近づいていければいい。急ぎたくない。

28度の快い冷風の下、今日も楽しく書きました。いつもありがとうございます。

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