パパの光る君へ
こんにちは。ぼーんぐんです。
朝日が眩しい季節になりました
朝の通勤時、歩道に差し込む太陽光線がちょうどダイレクトに目に突き刺さる高さなんです。
「眩しい!」
私は通勤時メガネとマスクを着用していますから、寒い朝はマスクから漏れる呼気が自分のメガネを曇らせて困っていました。
この状態でさらに朝日をメガネに受けてしまうと完全に視界はゼロ。もはや自分が今どこを歩いているのか分からなくなります。
こうなると感染リスクを恐れずにマスクを外すか、それとも近視を覚悟してメガネを取るか。
はたまた陽射しの当たらぬ脇道に逸れてみるしか手はありません。
さぁあなたならどうしますか。
私は面倒くさくても一旦立ち止まりハンカチでメガネを拭っております。そしてマスクは顎まで下げ曇りを抑えます。
足を踏み外し思わぬ怪我をしないように、常に視界をクリアーに保たないといけませんよね。
しかし朝日だけは避けることはしません。
だって朝日って眩しいけれど、それを上回るほどとっても気持ちが良いですから。
そう思いませんか。
じっと目を閉じて朝日に包まれてみてください。自分がまるでバッテリー切れのスマホなった気分になります。
朝日を浴びると徐々にエネルギーが体内に溜まっていくような感覚に襲われるはずです。太陽エネルギー満タンは元気満タンの印です。
そういえば以前見た健康番組でも朝日を積極的に浴びることを推奨していました。
朝日を浴びると体内時計がリセットされ体にとても良いんですって。
体内時計とは生体リズムのこと。
この体に備わった機能は、昼夜の変化に合わせて体内の環境を変動させるんです。
朝の光に含まれる青色のスペクトル成分にリセット効果があって、自律神経やホルモンバランス、免疫力の働きを正常化するんです。
凄い仕組みですね。
さらに幸せホルモンのセロトニンも分泌されると聞きますから朝日を吸収しない手はありません。
また太陽は古来から信仰の対象でした。
太陽は全知全能の神。ギリシャ神話のアポロン、エジプトのラー、日本神話では天照大神ですよね。
想像力豊かに目を閉じると見えてきます。手を合わせて豊作を願う古代の人々の姿を。
もっとも今は令和の時代。
また私は農家ではありませんので太陽に向かって何を願いましょうか。
まずは家内安全ですね。
「家族が安泰で災厄がなく、安定した精神に活力がみなぎり、健康で過ごせること」
なむなむ‥
先日、社会人一年生としてひと足先に上京した娘の住まいを見てきました。
東京のとある区のとある駅。
そこから数分の立派なマンションの上層階が娘のこれからの住まいです。勤める会社の借り上げ社宅なんです。
部屋に入るとベランダからの見晴らしは最高です。遠くの景色までよく見えます。
私自身が上京した昭和の時代、当時の社宅ではお湯が出るだけで大騒ぎでしたが今はそんなのは当たり前。
エアコンから浴室乾燥機までなんだって付いているんですからね。もちろん防犯対策もバッチリ。Wi-FiやLAN設備も標準装備ときます。
羨ましい限りです。
さらに昭和の時代は同期と2人部屋が当たり前でしたが、今はプライバシーに配慮でしょうか、ひとりで独占です。
これだけ揃っていたらもう住むところに何の心配もありません。
運び込んだ新品家電を前に取説を読む娘の後ろ姿を見ていると、幼かった頃の記憶が蘇ります。
あのチビで頼りなかった我が子が、今こうして知らぬ街で社会人としてスタートを切ろうとしている。そう思うと胸が詰まり何とも言えない気持ちになります。
あぁ寂し。
外の空気を吸いにひとり部屋を出て、あらためてマンションを仰ぎ見ますと、空から優しく見つめる太陽と目が合いました。
そのままそっと瞼を閉じ心で手を合わせながら娘を託す願い事をします。
親離れ。そして子離れ。
今年の新社会人は何万人なのでしょうか。
その倍の数だけ私のような思いを持つ親がおり、さらにその倍の祖父母がいる。
時代は変わり世代が変わる。
どうか臆せず胸を張り、自分が思い描く未来へ向かって楽しんでほしいものです。
そして、時に息苦しくなったらマスクをずらせばいいし、自分の呼気で目の前が曇ったら一度立ち止まり曇りを拭えば良い。
焦らないで。少しずつ、すこしずつね。
パパの光る君へ
頑張れ!
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