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映画は映画館で見るもの。〜キングスマン:ゴールデン・サークル〜

映画は映画館で見るもの。〜キングスマン:ゴールデン・サークル〜
※ネタバレを含みますのでお気をつけてください。


エルトン・ジョンまじでエルトン・ジョン


前作のようなインパクト重視で見ると、拍子抜けするかもしれません。
そりゃ、前作のとんでもないインパクトを超えてくるのは難しいです。
ただ、前作は前作、今作は今作としてしっかり観てもらいたい作品です。

前作で魅せたアクションは今作ももちろん健在!
そして何より、前作以上に話の作り方が濃厚で面白い。
前作は地球を壊すのは人間だ!だから人間を減らそう!という話。
今作は薬物と酒がメインテーマの話になっているから、あれ?実際どっちが悪いんだっけ?両方とも中毒者いるよね?っていう。現代に蔓延る問題がテーマになっているから面白い。
作中、大統領がとある薬物中毒者に対して隔離する対策をとるんですけど…これ…これはこれでアリだよな?って少し思います。やりすぎではあるけど、薬物中毒者を排除するなら…まぁ…。
それに加えて大麻合法化に向けての話も関わってくるんですけど、えっ?そんな方法で大麻合法化に向けて政府と駆け引きするの!?って感じでドキドキします。
もしかすると、イギリスから見たアメリカのイメージをステレオタイプのまま映像しているのかな?って思います。よくも悪くもアメリカのダサいところを面白おかしく描くのは…イギリス人の性格の悪いところが見えてきて楽しい(敵の本拠地が80年代のテーマパーク風だったり、武器が野球のバットとボールだったりと)

前作のボス(サミュエル・L・ジャクソン)、今回のボス(ジュリアン・ムーア)共に魅力的すぎたのはよかったんですけど、今作の弱いところをあげるとしたら前作のソフィア・ブテラ演じるガゼルのような強敵が不在というところ
そこだけが本当に悔やまれます。
前作も今作もボスは強いキャラではないので、やはりそれを護衛する強キャラが今作も出てきて欲しかった…ロボット犬の護衛はいるんですけど、それではなく人間で欲しかった。

今作は前作から1年後の世界ですので、もちろん前作のメンバーなど出てきます。前作見ていた人で記憶がうろ覚えだなぁ?って思うなら、是非前作を見直すことをオススメします。
えっ!?お前!?ってキャラが出てきたり、いろいろなキャラに思い入れをもってみてください!

前作を観て、今作の予告を観た人は全員思うことがあります。
あれ?コリン・ファース出てくるの?っていうところ
これ、先に言っておきますけど出てきます。
しかし、無理矢理な設定とかではなく、えぇぇ?おぉぉ!確かに!って驚きと、やっぱキングスマン面白いなぁって感じさせてくれる部分でもありますので、是非ご覧ください。

エルトン・ジョンがエルトン・ジョン役で出てくるんですけど、もうこれが凄い。
なんと言いますか汚い言葉は吐き捨てるし、敵に対して飛び蹴りしたり、普通に弾き語りしたりともうやりたい放題!
なんでしょう?全部かわいい!エルトン・ジョンかわいい!

この映画の一番最後のシーンでハリーがキングスマン創始者の一人が伝えたとする「これで終わりではない、ましてや終わりの始まりでもない。しかしあるいは始まりの終わりなのかもしれない。」という語りをします。
このフレーズは第二次世界大戦中のイギリス首相”チャーチル”の言葉。
あれ?キングスマンの創始者にチャーチルがいるの?っていう終わり方します。
そして、物語はまだまだ続くようなフレーズ…3あるのか!?はたまたスピンオフか!?


この映画から得られる教訓は
マナーが人を作る


ちなみに、キングスマン:ゴールデン・サークルを観た後はカントリーロードを聞くと泣きそうになります…。良い歌だ…。

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映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』オフィシャルサイト
http://www.foxmovies-jp.com/kingsman/

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