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フリーランス1年目を振り返る

社内翻訳者として16年働き、フリーランスに転向して1年がすぎたので、この1年を振り返ってみようと思う。

1年目の仕事量

とてもありがたいことに、仕事の依頼は途切れない。キャパオーバーでお断りすることも。トータル仕事量のうち、特許翻訳が95%、ライティングが5%。

基本的には、会社員のころとほぼ変わらないペースで働いている。平日の9-17時まで仕事(そのうち1日は午前休み)。仕事量をあえて8割におさえるときも。

その理由は、自分の興味があることに時間を費やしたいと考えているから。仕事オンリーではなく、そういう時間も大切にしたい。

そんなふうに働くわたしを見て、オットは非常にうらやましそうな視線を送ってくる。

ぶっちゃけ、フリーランスは自分に合っている?

1年間やってみて、予想以上にフィットしていると思った。

フルタイムの会社員生活が25年以上と長かったので、フリーランスになりたてのころは、こんな図太いわたしでも不安だった。家にこもって仕事して、公私の境界線があいまいになってうまくやっていけるのかな、と。

でも、図太い女はどこまでいっても図太いらしい。その心配は杞憂におわった。

翻訳はもともと孤独な作業。会社員のころも、事務所のパーテーションで区切られたスペースで、毎日ひたすらPCとにらめっこの生活だったから、やっていることは当時と変わらない。

家のデスクに向かい、だれとも話さずに1人で黙々と作業する。その静寂さがいい。

納期から逆算し、この日までにはこれ、とタスクを決め、スケジュールを細かく立てている。

そのスケジュールどおりに(可能であれば前倒して)作業をすすめる。その地味さがいい。

フリーランスになってよかったこと

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