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コロナ禍で需要が急増している翻訳分野とは

人工知能(AI)とどう付き合って仕事をしていくかというのは、どの業界でも今後の大きなテーマだと思います。

私が長年身をおいている翻訳業界も然り。ここ数年の機械翻訳やAI翻訳の進歩には、目を見張るものがあります。

AIに仕事を奪われるのでは?と思われている翻訳業界ですが、好ましいできごとがありました。

その好ましいニュースは、実は、コロナがもたらしてくれたものなのです。

コロナ禍になり、ある分野の翻訳が急増しました。今回は、ここ1,2年で急増した翻訳分野について、昨年私が参加した講座の話をベースにお話したいと思います。

ここ1,2年で急増した翻訳分野とは?


2021年の10月に「第30回JTF翻訳祭2021」というオンラインイベントに参加しました。日本翻訳連盟(JTF)が年に1度主催する、翻訳に興味がある人をターゲットにしたイベントです。

コロナ前は広い会場で開かれていたイベントですが、コロナ禍になってからはすべてオンライン。2021年は、13日間で27種類の講座や交流会がありました。それらの講座から「翻訳業界の今」を知ることができ、学ぶ点の多い有意義なイベントでした。

今回はそのうちの1つ、コロナ禍で需要が急増している翻訳分野についての学びをもとに、私の考えをシェアします。

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