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失恋をしたときの

※2023年12月某日の下書き
♢部分以降は現在の自分


5.6年間私の一部であった存在とのお別れで、
自分の幸せについてよく考えるようになった。

今までだって、温かな家族がいて
大切な友達もいて、そんなみんなは変わらず居てくれるんだけど、それでも出来たように感じてしまう穴が埋まらないなーって寂しさを感じていた。

あまり認めたくはないけど、誰かに認められたくて求められたくて、肯定してほしいと願う自分がいるんだろう。無条件に愛でてくれて、可愛いねって褒めてほしんだろう。
だってずっと、そんな存在が居たから。
"愛しい彼氏がいる私"
"愛し愛される存在がいる私"
そんなアイデンティティが私を形成していたんだろう。
大きな大きなアイデンティティが失われて、新たなアイデンティティの付与と、私自身の形成にまだ時間がかかっているんだろう。



本当に恋愛とは生身であります。
全身で愛したからこそ全身で砕け、
寂しさや切なさや悔しさと向き合った。
ほんとーーに悔しくてたまらなくて
「何で毎日こんなに切なくて苦しい気持ちにならないといけないんだろう」
「ありえないよ。浮気した方の人間は、そっちの人間と笑ってんのかな。満たされているのかな。ふざけないでくれよ本当に。」
って怒りに支配される日もありました。
直接怒りをぶつけたくてたまらない日もありました。だけど、そんなことしたって意味ないよね、分かってるんだよ。大人だから飲み込むんだよ。って自分を鎮める日々でした。
けど、「絶対に負けたくないし、これだって全部踏み台にしてやる。糧にしてやる。こんなこと脳裏にもかすまんくらい幸せになってやる」という気概も持ち続けていました。


そうやって毎日毎日、頭の中ではたくさんのことを考えて、あの頃に思いを馳せては切なくなったり苦しくなったりして。
目の前にあるもので寂しさを埋めようとしたけど埋まらなくて。それは更なる寂しさを生むという皮肉も経験して。
あーこれって何かに縋っても意味なんてなくて、自分自身で乗り越えていくしかないんだなって悟った。

毎日通常通り仕事に行ってフツーの顔で仕事をして、予定があれば友達と飲みに行って元気に話して。けど、ふとした時に感じる"虚無感"がしばらく消えずに、世界がモノクロだった。詩人みたいだけど、ほんとうに全てに意味を見出せなくて活力もない、欲望もない、そんな感じだった。
その当時は、「意外と自分元気やん!余裕余裕!」とか思ってたけど、全ては虚勢だったみたい。本当はとっても辛くて心は泣いていたんだろうなって、全て綺麗さっぱりした今の自分は感じます。

失恋して2ヶ月弱経ったくらいかな?
母と話していると
「別れてしばらくほんとに暗かったよ〜。顔が全然笑ってないし真っ暗だった。」
って言われて「え!?!?私そんな暗かった!?」って笑ってしまった記憶もあります。
"涙が止まらない"
とか分かりやすい落ち込みが無かったから、案外いけてるやんって思っていたんだけど、涙が出ずとも心は泣いていたんだと思います。
というか涙全然出なかったの自分でも意外で。
別れると決めたときには、しぬのかな…………ってくらい苦しくて痛くてめっちゃ泣いたけど、それ以後はほんとうに涙が出ず・・・。

けれどもなんだろ
「あっ、なんか本来の自分戻ってきたっぽいな」と、ふと感じる日があった。職場のトイレで手を洗っている時にふと感じたその感覚を覚えている。
それまでは寂しくて切なくて
自分1人ではきっと自分を形成できてなくて、誰かに求められたいとか愛されたいとか、そういう欲望のようなものがあったんだけど、それらがヒラヒラと自分から剥がれていく感覚で、
「あ、わたし1人でもぜんぜん楽しんでいけるな。何にも無理なんてしないで、ふつうに日々を過ごして、ふつうに楽しんで行けたらいいな。」って心の底から思える日が来た。
何のきっかけがあったのか、私の心の中でどんな変化があったのか、全然明確なことは分からないけど、それまでの約2ヶ月間、感じた思い、飲み込んだ思い、吐き出した思い
それら全てによって自分は着実に強くなって、成長していたみたいだ。
本当に毎日たくさんのことを考えていたし、いろんな感情が抑えきれなくなった時には、母や友達に話を聞いてもらって一緒に怒ったりしてくれたし。
全然目には見えないものだけど、着実に自分は進んでいたんだと思います。あの元彼氏への一種の『執着』から解き放たれたんだと思います。

メンタリストのDAIGOが言ってました。
『心理学的に、失恋から立ち直るのに必要な時間は約10週間である。』と。
ほんとーに丁度それくらい、もしくはそれ以下で自分は立ち直れたぽいな。


そういえばその最中には、一旦セフレになりそうになった相手もいました。
こいつは女を雑に扱えるいわゆるクズだなと分かってはいたけど、あの頃の私はあの時間でさえ満たされた気持ちになっていたし、何度かお家にお邪魔をした。2人で飲みに行ったりカラオケ行ったり昼間にご飯も行ったし、私のこと好きやん???って態度をするんだよねあなたは。それにまんまと翻弄されていたよねわたしは。今思えば、当時の私の心は壊れていたから縋っていたんだろうな。
そんな感じだから、一緒の時間が増えるほどに好きになってしまうなって感じた。
"クズだけど"って前提はあるにしても本能的に好きになってしまいそうな相手だった。でも好きになっても絶対に辛いという未来まで見えていた。スキィって感情が湧いてしまう瞬間もあったし、酔うと会いたいし、抱きしめてもらうと嬉しかった。けど、私は幸せになりたいし、それならこんな関係いらないよなって自分に言い聞かせて、エンディングにしようって決意をした。でも、自信がなかったから友達に「目を覚まさせてくれええ」ってたくさん助けてもらった。
そして、それ以来本当に一回もそいつのところに行っていない。飲みにも行ってないし、連絡も、ほぼ、していない。自分からはしていない。意志強くて偉くねーか?
あっ、、1ヶ月以上ぶりに飲みにはいきました。
けど色々含めてやっぱこの人と関わると自分の心は不健康になるし、関わらないべきだと実感をした。その後、その人を含んだメンバーでの飲みに誘われたけどしっかりと断った。
結局自分の心を守ってあげられるのは自分だけであるから、マイナスな関係はもう築かない。結構長い時間がかかったけどもう揺るがない気がするな。


そんなこんなでセフレ沼には何とかハマらずこられました。
本当に心が弱っていた時には、理性と感情の乖離が激しくてお馬鹿さんな自分がよく顔を出していましたが、正常な自分はそんな人間に縋ろうとは思わないです。友達と楽しく遊んだり趣味楽しめば良いんだからね。今は、そんな普通マインドの自分が帰ってきてくれたことにとても安心しているのです。

やっぱもう2度と自分を安売りしたくないな〜って思うし、愛しかいらね〜な〜って思うんですよね!
愛したいし、その分愛されたいし。
その場限りの安っぽい甘い言葉や誘惑にはもう飲まれんぞ。この経験を経て、その想いが確実なものへと変わりました。



元カレの話に戻りますが、今となってはその人と結婚してなくてほんっっっとによかったなって思う。
まだまだやり直しがきくし、人生が味わい深いものにもなった。遅かれ早かれ彼は裏切ったかもしれないしね。結構早めに気づけたのでよかった!ポジティブポジティブ!
でも実際、私たちが別れる想像って全然つかなかったし、別れ話をしたことも一回もなかった。けど、こうなってしまえば、きっかりと別れるし互いに連絡だってしないんだよね。縋りつきたくなる気持ちや、そういう瞬間ってきっとあったはずだけど、そこで踏みとどまれた私たちはきっと大人なんだろうな〜と感じる。本気で付き合っていたからこそ、中途半端はもう許されないとお互いわかっているんだろう。まぁ、元彼氏の方は、浮気相手やらと浮き足立っている可能性もありますがな。どうぞどうぞ、ご自由に。



今の私としては、全然違う人との出会い、恋愛、結婚、人生なんかがとても楽しみ。
まずは自分の人生、趣味中心に存分に楽しんで生きていく。今はこの時間が心から好きだよ!


すーごく衝撃的な出来事でしたが
越えられました。
だからあなたも越えられます。
もっといい人、というか、ふさわしい人が私たちを待ってるんだと思う。
だから明るく朗らかに可愛らしく生きていこう。そしたら、未来の伴侶が私を見つけてくれるさ〜!可愛い可愛い自分が大好き〜とでも思っておきましょう。


弱い自分も優しく受け止めてあげられる自分でありたいし、そんな日々を越えた後の強い自分のことも偉かったねーって褒められる自分でありたい。

予想外のことが起こると
すごくびっくりして
とっても虚無感でいっぱいになるけど
人生っていい方向にしか進みませんから。
しらんけど、そう思っといた方が絶対にいいから。
辛くても痛くても、ぜーんぶ
最大の幸せへの伏線だと思っているよ。
もちろんそんな理屈では片付かない痛みも辛さも悔しさも切なさもわかるし、自分もそれを経験したけど、その感情も抱きしめよう。全然悪いことじゃない。当たり前の感情だから。
そうやって等身大の自分で生きて少しずつでも進めればもう十分立派。立派です!!!

最後に当時の己の虚無日記をおいていこう・・・


人様に見せる予定ももちろんないし
殴り書きであるし
仕事中に書いたものであるし(反省しろ)・・・
謎の語彙が織り込まれているし・・・
大変お見苦しい日記ではございましたが載せさせていただきました。

けどこれが当時の等身大のわたしだったなって
久々に読み返して感じたの!

時間が経てばこんな虚無など吹っ飛びます。
楽しく生きさせていただいています。
これからも楽しく生きていこうネ、エブリワン。


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