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時計の見方、時間の計算はこうやって教えろ!

海外の小学生は、アナログ時計を読めないそうです。

デジタルネイティブは、もうアナログ時計の読み方を学校では習わないのでしょうか?
それとも、教養として学習しても実生活には必要がない情報として、記憶から淘汰されてしまうのでしょうか?

ビッグベンの嘆きが聞こえてきそうです。

我が家の小3息子もご多分に漏れず、時計の計算に四苦八苦しています。

『よしおさんは、8時20分に家を出て、8時35分に学校に着きます。よしおさんの家から学校まで、何分かかりますか?』

この様な問題を解くのに、とても時間がかかります。

また家でも、

『あと30分でYouTube終わりにしよう。今は8時20分だから30分後は何時何分?』

と聞いたところ、計算している間に3分ほど経過してしまい、YouTubeの時間が残り27分に…。

そこで、学校の通級の先生に時計の見方をどのように教えたら良いのか聞いてみました。

先生曰く、時計の理解には次のようなステップを踏む必要があるそうです。


時間の計算が苦手と考えられる理由の可能性
①細かなスキルの習得
1~60(60進法)
5跳び(分の読み方)
10跳び(文字盤と分数の繋がり)
短針・長針の理解
午前午後の理解
長針の感覚

②目に見えないモノの抽象的なもののイメージ
アナログとデジタルを並べて時計学習

②をしながら、
5分後・10分後・15分後・・・と細かくスモールステップで練習してあげるのが1つの方法になってきます。

①をきちんと定着させてあげると、何分後の脳内処理の際に余計なワーキングメモリーを使わなくて済みます


なるほど…。

私達は瞬間的に理解しているアナログ時計ですが、頭の中ではこんなに多くの情報を処理しているのですね。

①60進法の理解

小学校低学年には、60進法の習得はかなり難しそうです。
それまでは、1→10→20→・・・100と習っていたのが、
5分→10分→20分→・・・60分でなんと「0ゼロ」に戻るのですから。
「習ったのと違う!」となる子もいるでしょう。


②デジタル時計とアナログ時計を並べてイメージを習得

アナログ時計とデジタル時計を並べて一度に見られるように工夫してみました。

全てDAISOで揃えられる材料ばかりです。
アナログ時計の文字盤は、私が入れ替えました。
デジタル時計だけ、500円商品です。

この手作り2WAY時計で、時間の読み方・計算の仕方を学習します。

学校の運動場から見える大きな時計や、教室にある時計はいまだにアナログ時計が多いのではないでしょうか?

個人的にはデジタル時計よりアナログ時計の方が、時間の計算には向いているように思うのですが、皆さんはどのように感じられますか?

学校の先生方は、いろいろな工夫をして子供たち一人一人に合った教え方をしてくださっているのですね。
本当にありがたい限りです。
自宅でも、学校と連携しながら時計の読み方を教えていこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの1日が輝く時間でいっぱいになりますように。

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