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窓リフォーム1日目 先進的窓リノベ

最低でも3日、もしかしたら4日必要ですと説明された窓のリフォーム。まずは1日目。連続した4日でなくてよかった。予想以上に早い日付けを提案されて大慌てしたけど、棚の移動の必要のない場所からだった。さすが工務店の人わかってくれている。

キッチン横バルコニーに出る掃き出し窓と、小さなベランダに出る勝手口用ドア。デザインは良い家だけど、なんのためにあるのかな?と思う造りがいっぱいある。私はよくわからない一見ムダにも見える空間が好きなので、いつも空想のタネとなるこの場所が好きだ。

ムダな空間といえば、バブル期のものと思しき建築物も好き。大好物。やたらと高い天井、真ん中の広いステージ、建物の形が長方形ではなくてなんだか曲線やカクカクしたデザイン。外壁の素材も凝っている。窓も大きい。ありがちな、止まってしまっている噴水や人工の滝。往年の栄えていた姿を想像するのが楽しい。そんな建物も光熱費や修繕費が高くていずれ姿を消していきそうと思うと名残惜しくも目に焼き付けておきたくなる。

バブルの前、高度成長期に丁寧に作られていたあれこれも好きだ。今のパナソニックの前身、松下電器が作っていた昔の電動鉛筆削り器が会社に残っているんだけど、デザインの美しさ、隅々まで高級感のある姿にうっとりする。今じゃこんな鉛筆削り器は新品では手に入らないね。Nationalの端正なロゴも素敵だ。

と、昔のものを懐かしむのは良いけれども、やっぱりね、今時の最新のものの良さもやっぱりあるわけですよ。うちの窓はアルミで古すぎて一度も修繕していないので、開けるのもガッタガタで丁寧にやらないといけないし、網戸はピッタリとは合わないから隙間が開かないように養生テープを貼り付けていた。窓に近づくと寒いし暑いし隙間風。もちろん結露しまくり。ただし、窓を開けなくとも換気はバッチリ。まあ、とにかくリフォーム嬉しいぞ。

この家はすごく手間をかけてお金をかけて建てられたみたい(工務店の人が驚いていたので)だけど、50年も経ったら合わない部分も使えない部分も出てくるものだね。セントラル空調が昔は入っていたみたいだけど、結局セントラルに使用できる電化製品が作られなくなって撤去したみたいだ。外のムダなスペースは多分その跡。バルコニーの床タイルもとても素敵だけど、そろそろ外壁塗装・防水するときにはこのタイルの上によくあるグレーの防水塗装するしかなさそう。残念。はつってタイルやりかえるのは現実的には手間とお金の点でムリ。人工芝でも敷くかなぁ。

もし家を建てるとするならば、日本の昔からの在り方のように壊しやすく新たに建て直しやすく安く作るか、もしくはそれこそお寺のように何百年も持つようなお金のかけ方で建てるか両極端のどっちかが良いんじゃないかなぁと感じている。長く持っても50年〜100年くらいで必ず解体して建て直しになることが多いんだなと思うから。3Dプリンターを使った家なんかも、いずれはもっと手に入りやすくなりそうだしね。究極には鴨長明の方丈庵じゃない? 移動できたらしいし。牛車を使ってとあるから一人では無理だろうし、そんな頻繁には移動させないんだろうけど、憧れるよね。

そんなことをつらつらと書き綴りながら工事が終わるのを待つ春の1日でした。(よくよく考えると、真冬でなくてよかった)

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