最近の記事
マガジン
記事
ブラザー工業が同意なき買収提案(TOB) ー 上場企業の経営陣はざっくりでも良いので買収提案時のシミュレーションが大事ですね
同意なき買収は徐々に増えていますね本日の新聞によれば、ブラザー工業が業務用プリンターなどを手がけるローランドディージーに同意なきTOBをしかけるようですね。以下の新聞報道です。 ローランドは米投資ファンドと組み、経営陣による自社株買収(MBO)を完了させる予定となっていたようですが、そのような中での突然のTOBのようです。私は、不勉強のためこのローランドという会社を良く分かっておらず、またMBOの内容の詳細も見てはいませんが、この手の同意なき買収ですが、やはり予想どおり増
PBR1倍割れの経営トップに反対 ー ROEに加えて厳しくなりますね。その先には、個人株主も議決権行使に関心を持つ時代が来ると思います
機関投資家の議決権行使基準は厳しくなりますね本日は中国経済関連の情報収集をしていました。中国関連銘柄が業績低迷で下がっていますが、産業機械関係などの銘柄はシクリカルなところがあるので、業績低迷がまだ暫く続くこのタイミングが仕込むチャンスかなと思いつつ、ファナック等の各社の業績見通しあったり、中国経済のニュースやマスコミ情報を収集していました。明日も引き続き、集中して情報収集です。 さて、昨日の日経新聞で次の記事が掲載されていました。機関投資家の株主総会での議決権行使基準で
【個人株主・投資家のための株主提案の考え方】 鳥越製粉(2009)に対する株主提案④ ー (前回の続きです)株主資本コストの開示要請の見方
株主提案に対する取締役会の意見前回から時間が経過してしまいましたが、鳥越製粉への株主提案についての分析の続きです。ところで鳥越製粉は、先日、株主総会の招集通知を公表しましたね。 前回、投資ファンドの株主提案の内容を紹介しました。前回の記事は次のとおりです。 本日は前回の続きとして、この株主提案に対する鳥越製粉の取締役会の意見を紹介し、さくっと解説をしたいと思います。まずは取締役会の意見ですが、次のとおりです。当然ですが株主提案に反対しています(太字は私が強調するため付けて