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甘いおやつは心もゆるまる 思い出のクレープに再会 

甘いものを食べると
涙が出てくることがあります

それは決まって
頑張りすぎている時

もっと力を抜いていいんだよ、と
甘いおやつが教えてくれるのです

そこに懐かしさもあると
更に心がゆるまるな、と感じます



子供のころの『思い出のおやつ』
一つ選ぶとしたら何ですか?




私の子供のころの「普段のおやつ」は
鹿児島の叔母から送られてくる
さつま芋がメインでした

シンプルにふかしたさつま芋だったり
大学芋や芋ようかんを作ってくれたり

明治生まれの祖父母と同居していたので
ケーキやシュークリームといった洋菓子は
クリスマスやひな祭り、友人の誕生日など
ちょっと特別な日のものでした
(九州出身だからか
よく出たカステラが唯一洋菓子??)

そんな中でちょっと特別な日じゃなくても
食べることができた洋菓子のおやつが
クレープだったのです



子供の頃
近鉄奈良線 富雄駅にある街に住んでました

当時、街で一番大きかったスーパー
ダイエー入り口にあった
和菓子屋さん(だったと思う)が
冬限定でクレープを焼いてくれていたのです

お店のおじさんは子供だった私たちが注文してから
円盤の鉄板でそれは見事な手さばきで焼き上げます

生地を円状にクルクルっとのばして
円状になったと思ったらフツフツと焼きが入って
注文したトッピングをサラサラ~とのせて
裏返すのも折りたたむのも長いヘラ(?)一本だけ!

三角形の紙の袋に入れる時も
長いヘラ一本でクレープを自由自在にあやつるおじさん

トッピングもシュガーとかカスタードとか
シンプルなものが多かったので
出来上がるまであっという間!

焼きたてを受け取るあの瞬間のワクワク感
いまだに忘れられません

薄めのパリパリッと焼きの入った生地
折りたたまれた部分に時折モチモチが
そして自分が選んだ好きなトッピングの甘さ
何とも言えない至福の時間でした

焼き上げるさまを見るのも楽しくて
それを見たいがために
友達と買いに行こうとなった日もあります

スーパー入り口だったので
家族でファンだった方も
多かったのではないでしょうか


けれど私が高校生になる頃には
お店を閉めてしまわれたのです

おじさんと思っていたけれど
おじいさまだったのかもしれません


子供の頃のクレープの思い出が強くて
クレープに出逢ったら買ってしまう
そんな高校生活になりました


けれどおじさんのクレープより
美味しいクレープには出逢えなかった

パリパリのクレープに
まず出逢えなかったのです

生地はモチモチが主流
トッピングも生クリームがメイン

ああ
あのパリパリのシンプルなクレープには
もう出逢えないのかも・・・

そうしてクレープを買うことから
遠ざかっていってしまいました



でも何と!その10年後に
おじさんのクレープだ!
と思うクレープに出逢うのです!

20代にひとり暮らしに選んだ街
阪急神戸線 武庫之荘駅にある
レストランふらいぱん&クレープハウスメリールウさま


レストラン入り口にクレープを焼く場所が!

小学生さんや学生さんが並んでいる日もあって
この光景に自分の子供時代が重なり
ダイエー入口のおじさんのお店を思い出します

そして注文してから
焼き上がる様子をみられるのも!

シンプルイズベストで選んだ
バターシュガーが焼きあがるのを
すっかり子供の頃の目線でみつめていました


受け取った瞬間も
一口食べた瞬間も

これは!
おじさんのクレープ?と思うほど

パリパリ生地のクレープ


もう食べれないと思っていたクレープに
こんな離れた土地で
十年という時を経て出逢えるなんて!


長く愛されているお店の
子供だけでも買いに行ける場所
その光景に心もほっこり

私のように
思い出のおやつになるのかな?
なんて思ったり

この雨の中☔️、沢山の方がクレープを買いに来られて、感謝です。 朝1番、遠く埼玉から来て下さったのには、驚きとありがたさで、益々美味しいクレープを作らねば‼️と、しみじみ心に誓った次第です❤️ 皆さま本当にありがとうございました😭 これからも精進致します🙇‍♀️ 尚明日の月曜日は営業し、火曜日は代休となりますのでよろしくお願いいたします。

Posted by レストラン ふらいぱん&クレープハウス メリールウ on Sunday, October 9, 2022


有名チェーン店や話題のお店も多いこの時代で
友だちと行く住んでる街のお店で
目の前で焼き上げてくれるこういう時間って
一番心に残るような気がします

思い出のおやつには
美味しさ以上に大切なものが
つまっているのかもしれませんね



そして私の思い出のおやつとなった富雄駅の
おじさんのお店があったダイエー(現在はマンション)前には
クレープとプリンのお店UsagiさんがOPENされたそう!

富雄にお住まいの
おじさんのクレープを知っている世代には
『富雄のクレープ屋さん』は
何とも言えない感慨深さではないかな、と


うさぎクッキー等にお絵かきができるようで
こちらも『思い出のおやつ』になりそうですね!


おやつってつくづく幸せの元だなぁと
思い出すだけでも幸せな気分になりました

食べる時だけじゃなくて

そんな幸せが自分の中にいくつも残っていってくれて
いつでも自分で幸せな気分になれるんですね!


あなたの『思い出のおやつ』には
どんな物語と幸せがつまっていますか?



ちなみにフランスでは2月2日がクレープの日
Chandeleur(ラ・シャンドゥレール)

イエス・キリスト誕生40日後に
寺院で身体を清められたというキリスト教の記念日

フランスでは家族や友人たちと
クレープを食べてお祝いをする日

太陽のように丸くて黄金色をしたクレープ
春の訪れを祝う日でもあるそうです


「クレープの日」に
心をゆるめて
春の訪れを先祝いして
思い出のクレープを食べようと思います😊✨



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