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自分の強みが見つからないとき

「自分の強みがわからない!」

という人には、時に
「あなたのコンプレックスは何ですか?」
と訪ねることがあります。

自分の強み、長所を探しているのに
急に自信のないところや短所に目を向けるのは
「え……?」と思うかもしれません。

ですが、人によっては短所をあげるほうが簡単という人もいますし
(むしろこっちのほうが多いのでは……?)
マイナスとプラスは表裏一体なので
コンプレックスに自分の強みが隠れていることがあるんですよね。



ブログにお越しいただきありがとうございます。
心理カウンセラーの飛田竜之介です。
よければ最後までお付き合いください。



本当にやりたいこと
自分らしい幸せな人生
天職……

それらライフワークを見つけるときに必要になるのは
「あなたはどんな人なんですか?」
という点です。
その中の一つが「自分の強みはなんだろう?」という項目。

自分の強みを知ることで
それを発揮できる仕事やライフスタイルを選択することで
自分らしいスタイルになっていきます。

ですが、自分の強みとは中々見えずらいものです。

自分の強み、長所を自ら言うのは
自意識過剰のような、ナルシストのような……
そんな感覚がしてはばかられると感じる人が多いのも事実。

また、自分の強みというのは
自分にとって当たり前の行為になっているので中々自覚できないんですね。

例えば、私は本を読むのが好きなので
毎日必ず読書の時間を設けています。
私にとってそれは当たり前のことなのですが
人によっては「そんなのできない!」「すごい!」となるわけですね。

人と比較することは良しとされないことが多いですが
こういう場面では人と比較することは有効に働きます。

ですが、それでも強みを見つけるのは中々難しいです。

なので、コンプレックス(マイナス面)に目を向けます。
こちらの方が、人との比較で自分自身が気付きやすい側面を持っているからです。


コンプレックスとは人と比較することで
自分が劣っていると感じることで抱くものです。

「背が小さい」
「いつも人の目を気にする」
「共感力がない」

そもそも、極端な話、この星に自分一人しか存在しなければ
コンプレックスなんて抱かないし
そもそも悩みも存在しなくなるんですね。

悩みというのも結局は人との比較により発生するものです。

これが「人の悩みはすべて人間関係」と提唱する
アドラー心理学の考え方です。


話をもとに戻しましょう。

自分がコンプレックスを抱くというのはつまり
周りの人と違う「あなただけの特徴(強み)」とも言えるわけです。

ただその恩恵に目を向けることができず
マイナスの側面ばかりに目を向けてしまうため辛くなってしまいます。

先ほどの例で考えてみましょう。

背が小さいとコンプレックスを抱く人がいます。
ですが、それはあなたの身体的特徴(強み)とも言えます。
背が小さいと、相手に愛らしさを抱かせたり、親しみやすさを与え
かわいがってもらえるという利点が見えてきます。

いつも人の目を気にするのも
相手の機微に敏感に反応することができることです。
これがもし、相手に寄り添う仕事(それこそ心理カウンセラーなど)
にとってはとても強みになります。
(私自身もHSP特性を持っており、相手の感情にとても敏感に反応して、それに振り回され一喜一憂してしまう癖があります。)

共感力がないというのも
論理的思考が得意というプラスの側面を見いだすことができます。


このように、自分が劣っている、自信がないという箇所をあげて
それのプラスの側面を見つけ出せば強みが見つかってきます。

プラスの側面の見つけ方がわからない
どう変換すればいいの⁉
と言う場合はネットで検索すれば
言い換えを教えてくれるでしょう。

あなたのコンプレックスはコンプレックスではありません。

そう思い込んでいるだけで
見方を変えれば強みになります。

それを発揮していくことができると
ライフワークに一歩近づけます。

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