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久々のお風呂de哲学談義、大いに盛り上がる

昨日、久しぶりに息子とお風呂に入った。

というのもあと一ヶ月で小学5年生になる息子は、最近、お風呂もひとりで入れるようになっていたからだ。

でも、この週末は、まず土曜日に2人でみっちり卓球を練習して、日曜日は、アニメ版のピンポンを観ながら、「やっぱ実写版よりこっちの方が断然、熱いよね!」と言い合って、お互いの気持ちがいい感じでウォーミングアップできていたから、本当に自然な流れで気づいたら一緒に湯船に浸かっていた。

そして、なんとお風呂から上がったのはそれから約1時間後だった。

その間、僕らが何をしていたかというと、NOTE親子恒例の哲学談義である(古くから僕の記事を読んでくれている人にはおなじみのヤツ)

まず息子が最近の僕の仕事について尋ねてきたから、僕は率直に今の状況や心がけていることを説明した。

すると、息子はとてもクールに、でも、ちょっと嬉しそうな表情を浮かべながら、

「この一年でお父さん、成長したね」

って言ってくれたのだった。

まあ、普通は小さな子供に成長したなんて言われて素直に喜べる大人なんてあまりいないのかもしれないけど、ある意味、僕も息子もまったく普通じゃないから、僕はもちろんめちゃくちゃ喜んだ。

そして、最後に彼が言ってくれた一言はさらにそんな僕を勇気づけてくれるものだった。

それはこんな言葉だった。

「お父さんは仕事もできるし、ずっと上を目指して頑張ってきたのも知ってるけど、今までなかなか浮かばれなかったのは、自分より上の人たちばかりを追いかけ続けていたせいかもしれないね」

「でも、最近、ようやくその考え方を変えることができたからこそ、ふと後ろを振り返ることができて、実はそんな自分の後ろにたくさんの人が着いてくれていることに気がつけたんじゃないかな」

「少なくとも今のお父さんなら、きっと螺旋状にどんどん上昇していけるはずだよ」

説明は割愛するけど、ぶっちゃけ最近の僕の心境や状況をまるで見透かされたかのような彼のこの発言に僕は毎度お約束どおり

「相変わらず凄いやつだなあ」

と度肝を抜かれたのだった。

まあ、他にも色々彼と話した内容を総合した僕の結論としては、

こんなにもクールでクレバーで、でもちゃんと胸に熱いエモーションも秘めたすごいヤツがずっと変わらず僕の味方でいてくれるのだから、

確かに油断するとすぐにくだらないマウントを取ってきたり、平気で人を小馬鹿にしたり、偉そうに自分の短小、いや矮小な価値観や正義を押し付けてくるような人たちも確かにたくさんいるけれど、

もっと自信を持って、そんな雑音に惑わされることなく、己の信じる道を突き進まないといけないな

という覚悟と責任感を新たにしたのだった。

もちろん今の僕はまだまだ未熟なのにも気づいている。

でも、卓球の練習でバックスマッシュを決めたときみたいに、自分の生き様に対しても、息子から、

「お父さん、カッコいい!」

って言われるその日までこれからも歯を食いしばって、そして、しっかりとこの地に足を付けて頑張っていくつもりである。


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