いま君に伝えたいお金の話

あの村上世彰さんの著書を読んでみました!!
まずおもしろい!!!
そして子供に読んでもらうことを前提として書かれている文なのでとてもわかり易かった。
そもそもあまり知らなかったが「投資家」というイメージと過去にライブドア事件の渦中にいた人物という認識しかありませんでした。
だからとても堅苦しくて読み辛い本ではないだろうか身構えて読み始めたが、良い意味で裏切られた。


なぜお金について学ぶ必要があるのか!?


まず人々がお金に持っている「悪いイメージ」を払拭するところから話が始まります。
これは多くの大人の人も陥りがちだろうし、もちろん僕もそうだったから目から鱗でした。
お金は
1、交換する
2、価値をはかる
3、貯める
という3つの機能を持った、ただの「道具」って言ってました。

たしかに!!
お金が人を騙したり欺いたり悪い道への手引きをしているんじゃない。
一部の人間が悪事を働く際にお金を悪い使い方しているだけなんだ!!
だからこそ悪い人たちに騙されない為に、そして自分たちが悪い使い方をしない為にお金について学ぶ必要があるんですね。

お金とは

お金は道具であると同時に社会にとって血液だとも言っています。
血液??となるかも知れませんが正確には「血液のようなもの」ということです。
どういう事かと言うと、血液は体を巡って必要な栄養を届けたり不要になったものを取り除いたりします。
血が上手く回らなくなると体の具合が悪くなる箇所が出てきます。
お金も同様に社会全体に回らなくなると社会の具合が悪くなり、人々はストレスや不安にさらされてしまうと言う事です。

その一番の原因は何か!?
これがまた意外!!

なんと、「貯金」です。
貯金を一切するな!!有金を全部使え!!宵越しの銭は持たねぇ!!
と言っている訳ではありません。
万が一の事態というのは想定してもしきれません。
急な非常事態が来てもお金があれば乗り切れるという場面も多々あります。
それを乗り越える為の貯蓄はむしろしておくべきです。

ただお金を誰も使わない状態が来たらどうなるでしょうか??
多くの人は仕事をしていて、それは誰かの「支出」によってお給料だったり事業報酬として人々に分配されます。
現実問題として日本中の人の支出が0になる事はまずないでしょう。
僕らは人間です。
住む家が必要だし食事も必要です。
また光熱費や通信費など生活には必要最低限の出費はあります。

ただ「それ」以外の仕事もたくさんあります。
読書だったり映画だったりスポーツ用品や音楽も全て誰かの仕事で出来ています。
色んな仕事をしている人たちが苦しい状況にあり、貯金をすればより経済は動かなくなります。
みんなが娯楽を我慢してギリギリの生活をする社会が果たして健康と言えるのでしょうか??

僕は、少なくとも僕はそんな世界を望みません。
仕事に打ち込み、休みの日には自分が「幸せになれる贅沢」ができる生活がしたいです。
ロレックスもフェラーリも必要じゃないんです。
ただ大切な人と楽しく食事やお酒を楽しみたい。みんながそれを当たり前にできる世の中になって欲しいと思います。
その為には一体何をすればいいのでしょうか。

貯金と投資

さっき貯金はよくないって言ったじゃん。って思いますよね!?
僕も思いました。笑
でもこれは目的を持たない貯金ではありません。
万が一の時の分をいくらか(人によるが1、2年分)と投資の資金分です。
投資はそもそもお金がないと出来ません。
社会を回す為には貯金が必要な時もあるという事。
う〜ん、難しい・・・

お金がなければ何も出来ないというのはその通りだと思います。
投資をする側の視点、そして投資をしてもらう側の視点として事業の立ち上げになんかもサラッと触れています。

社会の為に新しいアイデア、事業、製品を作りたいという企業とそれを応援したい投資家。そしてそのビジネスがうまくいった時に社会が豊かになり、企業も投資家も儲かる。みんなが幸せになるのが投資という事だと思います。

ただ全てがうまくいく訳ではありません。
全ての事業がうまくいく訳ではないですし損をしてしますこともあるかも知れません。その為に日頃からリスクと利益をもたらす可能性を考えるべきなのです。


詳しい投資の方法については記されていませんでしたが、経済の流れや投資に興味を持つにはとても良い1冊になるかと思います。

僕自身、投資はギャンブルのような怖いものというイメージがありましたが少し興味を持つきっかけになりました。
今のご時世で正直生活に余裕がある訳ではないですが、投資の勉強をしながら少しずつ貯金をしてみたいと思えました。
というか中学生くらいの頃に読みたかった本だな・・・
社会人になってからした無駄遣いを後悔もしますが今気付けて良かったと前向きに捉えることにします笑 
興味があったらぜひ読んでみてください!!

ではまた。


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