BRIAN SHINSEKAI / 伊藤新之介

Singer Song Writer / Music Producer 2018年ビク…

BRIAN SHINSEKAI / 伊藤新之介

Singer Song Writer / Music Producer 2018年ビクターよりメジャーデビュー。 シルバー文鳥ぎんなんちゃん(愛称:なんちゅん)を愛す。 レシピを考案して料理するのが趣味。なんでもやりたがりだけど、創作和食が得意。

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作りすぎの幸せ「焼きカレー」

今二人暮らしですが、カレーはルーを全量使って10皿分ほど作ってしまいます。 残ったカレーは、どうするか? それは、カレーリメイクの王様、「焼きカレー」です!! さあ、まずは...カレーを作りすぎましょう!!! 作りすぎたら、冷凍して冷蔵庫食材難の時を待とう。。。 材料残った冷凍カレー 2人前 ごはん 2膳 バター 1かけ にんにく 1かけ ピザ用チーズ 大さじ3 マヨネーズ 大さじ1 パン粉 適量 塩 適量 こしょう 適量 乾燥パセリ 適量 作り方1.冷凍カレーを

    • 紫onionで梅だれ冷やしゃぶ

      家にこもりっきりでも、春の息吹…夏の前触れを感じるようなさっぱりしたものが食べたいなー。 と思って、僕の好きな感じのちょっと甘めの冷やしゃぶを作ってみました〜! 材料豚バラ肉(しゃぶしゃぶ用) 150g  ※ロースよりバラがオススメ! 紫たまねぎ 1/2玉 レタス 2〜3枚 豆苗 適量 <特製!梅だれ> A 梅 1個 A ポン酢 大さじ2 A 甘口醤油小さじ1 B みりん 大さじ1.5 B お酒 小さじ1 作り方1.梅だれを作る 梅をみじん切りしておく。 Bをレンジ

      • Entrée:プロットサジェスチョン

        警察学校に通う”僕”は、真面目だけが取り柄で、これといったのめり込む趣味もなく、いつも周りからは"僕"君って優しいよね、と褒めるところが無い人へ向けたなけなしの気遣いに愛想笑いで返していた。 久方ぶりの休みは、大学時代に通い詰めていたクラブへ、5年遅い大学デビューを果たす様な気持ちで、非日常の異世界で羽を伸ばしていた。爆音でフィリーソウルがかかるこのクラブでなら、そう、70年代にもし自分が生まれていたならばきっと生きやすかったに違いない。酔わせてくれるのだ。 0時を過ぎ、

        • 【最終回】"Entrée" behind-the-scenes⑫トゥナイト

          1曲ずつ、ストーリーの断片や解説を散りばめながらのコメンタリーを書いてきましたが、今回が最終回です。 2018年1月24日release 1st Album『Entrée』12曲目に収録、「トゥナイト」です。 この曲だけ、かなり前に作った曲なんです。 Entréeはほとんど書き下ろしだったからね。 10歳ぐらいで「秋風に吹かれて」という渋いクラシック曲を作ってから、 歌モノを作りだして、作曲に関しては困ったことや行き詰まったことがない僕が、まったく曲を作れなくなってしまっ

        作りすぎの幸せ「焼きカレー」

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          "Entrée" behind-the-scenes⑪2045(Theme of SHINSEKAI)

          2017年8月。 何の情報も出さず、ひっそりとYouTube上に公開したのがこの楽曲。 ※現在、OFFICIAL HPからのみ視聴可能となっています。 『Entrée』において、唯一のインスト曲。 主旋律には、皆さんもお気づきの通り、ドヴォルザークの「新世界より 第四楽章」を引用している。 これはね、僕の中では"サンプリング"という概念で旋律を用いたんだ。 なぜか。 ブライアン新世界 Bryan Associates Clubと音楽を続けて、その中でもあそこまで色んな

          "Entrée" behind-the-scenes⑪2045(Theme of SHINSEKAI)

          "Entrée" behind-the-scenes⑩Loving the Alien

          —君は、キリンが好きだったね。 ”僕”は、あのシリウスまで首を伸ばせるかな。 星はきっと、引き潮にこぼした涙が真珠になって、僕らの知らないうちに空に舞い上がって膨らんだものなんだと思う。 月だってそうだよ。 僕にとっては、この曲は可愛い曲です。 重たいと感じる人もいるかもしれませんが、ある意味では真っ直ぐなラブソングなんです。 マイノリティの人間にとって—例えばスクールカーストのどこにも当てはまらないような人間にとっては、 一般の大多数の人が、「普通」には見えませ

          "Entrée" behind-the-scenes⑩Loving the Alien

          "Entrée" behind-the-scenes⑨クリミアのリンゴ売り

          —”僕”と彼女は、彼女の故郷へ訪れる。 彼女が育った町は内戦で荒廃し、家は吹き曝しになっていた。 ラッパの音が町中に鳴り響き、彼女が幼い頃大切にしていたブリキ人形は風に揺られ踊っているように見えた。 なんてぎこちないダンスなんだろう。 愛おしさと哀しみの共時性は、しょっぱい水になる。 彼女は、故郷を守ることを決意する。 ”僕”は、その彼女の想いを受け、プロポーズする。 その瞬間だけ、町の霧が晴れたような気がした。 “彼女”の出自が明らかになる一曲。 クリミアという単語

          "Entrée" behind-the-scenes⑨クリミアのリンゴ売り

          "Entrée" behind-the-scenes⑧CICADA

          —マグカップが、割れていた。彼女の匂いがひびからこぼれてゆく。 ふと窓の外に目をやると、蝉が何かに追いかけられているかのように飛んでいた。 蝉が彼女の化身なのか、それともそよ風になって遊んでるのかな。 無念の想いが水となって、マンホールの中・地下を彷徨う。 カフェオレ、たき火、土。銅色に宿るあなたの追憶を、赤銅色の蝉が小さな羽をはためかせながらなぞっていく。 このマグカップのひびをふさいだら、また一緒にカフェオレを飲もう。 もし、あなたが僕を愛しているなら。 If y

          "Entrée" behind-the-scenes⑧CICADA

          "Entrée" behind-the-scenes⑦ルーシー・キャント・ダンス

          僕はずっと、悲しみや憤りなどを、そのままの形でストレートに表現することに合点しグラムロックやプログレなどを軸にパンク精神を伴って音楽を作ってきた。 それは、陽の音楽は陽のマインドでしか作れなく、自分は作るのに相応しい人間ではないんじゃないか、と思ったからだ。 しかし、Bryan Associates Clubというバンドが2016年11月に解散してから、原点に立ち返るために自分のルーツを改めて探りあらゆる音楽を再吸収した結果、ダンスミュージックやソフィスティケイトされたポ

          "Entrée" behind-the-scenes⑦ルーシー・キャント・ダンス

          "Entrée" behind-the-scenes⑥バルバラ

          【用語解説】 バルバラとは、キリスト教が禁止されていた3世紀に信仰したことで塔に閉じ込められたニコメディアの聖バルバラのこと。塔には、三つの窓があったとされる。 バルバラが拷問された際、手折った枝から花が咲いたという逸話から、ドイツの一部ではクリスマスに枝・麦によって占いが行われる。それぞれバルバラの枝・バルバラの麦という。 —僕”と彼女は、あまりにも遠すぎた。 国境を越えたら、いつだってお別れさ。 かぐや姫より残酷で、でも、かぐや姫よりロマンティックにも思えたんだ。

          "Entrée" behind-the-scenes⑥バルバラ

          "Entrée" behind-the-scenes➄ゴヴィンダ

          "南の国で物欲しがって踊る 少女の瞳が不安なほど綺麗で お金だしたら集まる子供達 「何も問題無いよ」と言ってたよ" 2014年3月。僕はインドを旅した。 友人たちとの笑い合う旅でありながら、 僕はあらゆる情景や状況、それにまつわる感情を走り書きでメモせざるを得なかった。それも、大量に。 ジョージハリスンは、何故インドにあれほどまでに惹かれたのだろう? クーラシェイカーは、何故東洋哲学に心酔したのだろう? 僕のメモに、その答えの片鱗のようなものがあった。 4年間、何かしら

          "Entrée" behind-the-scenes➄ゴヴィンダ

          "Entrée" behind-the-scenes④FAITH

          【用語解説】 "ビフレスト"とは、北欧神話において、地上から神の国アースガルドへとかけられた虹の橋のこと。ラグナロク(世界の終末の日)にスルトが渡り燃え尽きる。また、"ギャラルホルン"とは、ラグナロク到来を告げる笛のことで、アースガルドの門番によって吹かれる。 【コメンタリー】 『Entrée』制作に於いて1番最後に作ったのが、「FAITH」。 1番最後に、どんでん返しで収録することを決意したのは「トゥナイト」だが、 僕がこの『Entrée』で最後に主題(テーマ)にしたのは

          "Entrée" behind-the-scenes④FAITH

          "Entrée" behind-the-scenes③東京ラビリンス

          “ラビリンス”とは、一般にギリシャ神話でミノス王がミノタウロスを閉じ込めるために工匠ダイダロスに命じてつくった迷宮のことを意味するが、 「迷宮」は迷路とは違い、正確にはクレタ型迷宮に代表されるような、分岐がなく秩序だっていて、 ”他に選択肢のない一本道” という意味である。 ——ここは、東京?小宇宙?いや、東京・内・宇宙。彼女は、”僕”の胸にすべての想いを預けた。 彼女は、ウクライナから東京を選んで来た理由や、ここ1年自分の周りに起こった悲惨な出来事をすべて”僕”に打ち明け

          "Entrée" behind-the-scenes③東京ラビリンス

          "Entrée" behind-the-scenes②TRUE/GLUE

          “GLUE”とは、直訳すると「接着する」となり、”くっつける”という意味のスラングでもある。 ―警察学校に通う”僕”は、久方ぶりの休みに、大学時代に通い詰めたクラブに羽を伸ばしていた。  0時を過ぎ、フロア全体がトランスに包まれた頃、隅っこで1人テキーラを飲むブロンドの女性に気づいた。ミラーボールに反射した、見覚えのあるクロムハーツのネックレス。 二人は秒を待たずに恋に落ちた。"GLUE"は偶然にして必然さ。“僕”は、彼女が踊りながら流す涙の理由がなぜか100%理解できたん

          "Entrée" behind-the-scenes②TRUE/GLUE

          "Entrée" behind-the-scenes①首飾りとアースガルド

          “アースガルド”とは、北欧神話に登場するアース神族の王国。死すべき定めの人間の世界、ミズガルズの一部であるともいわれる。 地上(ミズガルズ)からアースガルドに行くためには、虹の橋ビフレストを渡らなければならない。そのビフレストの番人がヘイムダルという人物である。 愛の女神フレイヤが持っていた首飾りがある日盗まれ、ヘイムダルは激しい戦いの末負傷を負いながらも首飾りを取り戻すことに成功する。 つまり、アースガルドとは、生を全うした人間が虹の橋を渡っていく天上の世界、天国であり、

          "Entrée" behind-the-scenes①首飾りとアースガルド

          2018年、SHINSEKAIがEntréeする。

          2017年、人生が色づいた。色がたくさんあることを知れた。 白黒テレビがカラーに切り替わった時、人々はこんな感慨に耽ていたのかな? ターニングポイント/転換点は、きっと全員の人生に存在するのだろうけど、 僕にとってはまさに2017年だったんだろう。 自分から音楽にすがりついていた僕が、いざ音楽を手放した時、 向こうから、音楽の方から僕に付き添い寄り添ってくれた。 無意識的に作った音楽には、無意識だからこそ今までの全てが詰まっていた。 意図せずにも、僕から生み出される音楽

          2018年、SHINSEKAIがEntréeする。