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抑うつ不安状態(適応障害)の前兆


1 はじめに

こんにちは、人生お休み先生です。
小学校教員を10年以上続けていましたが、現在休職中です。

今日は、タイトルにあるように、自分が抑うつ不安状態(適応障害)になってしまった前兆について、ふりかえってみたいと思います。
今思えばですが、病気になる前兆は半年~1年前くらいからあったように思います。

2 身体面の前兆

①風邪をひきやすくなった

もともと健康には気を遣っていて、風邪はめったにひきませんでした。
しかし、前兆の期間は明らかに風邪をひいて体調を崩す頻度が増えました。
風邪は、のどの痛みからくることが多かったです。

②疲れを感じやすくなった

小学校教員ですので、子どもたちが登校したら授業をし、休み時間は一緒に遊び、子どもたちが下校した後は、翌日の授業の準備などを仕事をします。
前兆の期間は、1時間授業をするだけで疲れがどっと押し寄せてきました。

休み時間に「先生、一緒に遊ぼう!」と声をかけられても、「ごめん、ちょっと今日疲れてるから休ませてね」と断ることが増えました。この時の、子どもたちからのお願いを断ってしまう自分に対して、自己嫌悪に陥っていました。

子どもたちが下校する頃には、もう気力が残っておらず、仕事が終わっていないのに帰宅することが増えました。そうしているうちに、やらなくてはならない仕事がどんどんたまっていきました。この、やることを先送りしてばかりの自分にも、自己嫌悪することが増えました。

③めまいが起きやすくなった

強いストレスを感じた時に、めまいが起きることが増えました。
難しい保護者対応に追われていた時期は、朝、目が覚めると視界がぐるぐる回っていて、まっすぐ歩くことができない状態になりました。

3 精神面の前兆

①頭にモヤがかかっている感じがした

調べたところ、「ブレインフォグ」というものではないかと思います。
常に頭にモヤがかかっている感じがあり、すっきりせず、頭が上手く働かない状態になりました。

②集中できなくなった

仕事に集中することが難しくなりました。気がつくと、ぼーっとしている感じです。
学級通信に載せる文章が思い浮かばない、配布される文書に書いてある内容が理解できない、会議中、人が話している内容が頭に入ってこない…前までできていたことができなくなっていました。

③イライラしやすくなった

以前よりも、小さなことでイライラすることが増えました。
どちらかというと穏やかな性格と自負していたのですが、学校にいる子どもたち言動や、職場の同僚の一言、また、妻に対してもイライラしやすくなっていました。

➃ネガティブ思考が強くなった

仕事で何か上手くいなかいことがあると、「自分の能力が足りないんだ」と落ち込んだり、誰かがコソコソ話をしているのを目にすると、「自分の悪口を言っているのかな」と不安になったり、他人からの何気ない一言も、悪くとらえてしまうことが増えました。

➄自己肯定感がどんどんなくなっていった

ここまで書いてきた自分自身の様々な悪い変化を目の当たりにして、

「自分、最近ダメだな…」
「どうしてこんなふうになってしまったのだろう…」
「周りの人は頑張っているのに、どうして自分は頑張れないのだろう」
「なんて自分は弱い人間なんだ」
「自分なんて、必要のない人間だ」


と、自己肯定感がどんどんなくなっていき、負のループに陥ってしまいました。

4 行動面の前兆

①お酒の量が増えた

もともとお酒が好きで、飲みたいときにたしなむ程度に飲んでいました。
しかし、前兆の期間は明らかにお酒を飲む量が増え、だめと分かっていても、毎日飲むことがやめられなくなっていました。
そして、楽しんで飲むというよりも、嫌なことをごまかすために飲むということが増えていました。これが良くなかったのだと思います。

②外出するのがおっくうになった

以前は、休日には買い物にでかけたり、平日でも妻と外食に行くことが楽しみの1つでした。
しかし、前兆の期間は外出することがおっくうになり、家で過ごすことが増えました。
妻や同僚から外食に行くことを誘われても、断ってしまうことが増えました。

③睡眠のリズムが不安定になった

お酒の量が増えたとことも関連があると思うのですが、睡眠のリズムが不安定になりました。
心配事があると夜眠れなかったり、目覚ましをかけていないのに、異常に早い時間に起きてしまったり。
慢性的に睡眠不足の状態が続いていたように思います。

5 前兆をふりかえって

今、思いつく前兆をとにかく列挙してみましたが、こんなにたくさんあったとは…、自分でもドン引きしています。
ここまでたくさん前兆があったのにも関わらず、僕はそこから目をそらし、気合と根性で乗り切ろうとしてしまいました。
結果、心の中の糸が切れてしまったのだと思います。

ここまで読んでいただいて、もし同じような兆候があるようでしたら、ゆっくり休んだり、心療内科を早めに受診することをおすすめします。

読んでいただき、ありがとうございました。


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