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エッセイ:人生で「つまづく」ということ

いろいろ書きたくなってきたので、書きたいストレスが溜まったらここに書くことにする。当面はストレスのはけ口。

昨夜、自宅の裏手にあるどこかの家からドーンドーンと大きなものを投げつける音と「ふざけんな!」とわめく若い女性の声。

少し悩んで110番通報。名前と住所、家の固定電話の番号を告げて、状況の説明。「家の裏手のどこかのおうちから、若い女性のかなり興奮した怒鳴り声と大きなものを投げつける音がします」。

警察は「女性の声は一人ですか?二人ですか?男性の声はしますか?」

「女性の声が一人です。ただ、話し合うような気配もするのですが、どなたと話をしているのかまではわかりません」

警察も地図で我が家の家の場所を確認したのでしょう。「家の裏手というとどの家のことか判断つきますか?」

ここで、実はどの家か、そしてなぜ騒ぎが起きているのか、察しがついていたのだが、さすがに憶測にすぎないので言えなかった。わかりませんとだけ告げた。

しばらくして警察がやってきた。どの部屋で聞いたのかとか状況を教えてください、と言われたので、仕事部屋に案内。で、この窓からこっちの方角から聞こえたと説明。そこから、もう少し詳しく話を聞かせてくださいと言われたので、仕方なく憶測にすぎない話も説明することになった。

我が家の裏手にあるAさんとBさんのお宅には、ちょうど高校3年生の女子がいる。どちらもムスコの1学年上で、小学校の集団登校の時に顔を合わせているから知っている。Aさん宅の娘さんはおとなしい。Bさん宅の娘さんはしっかり者の優等生でリーダータイプ。中学のときは生徒会の副会長をしていたり、中学の頃から語学留学でアメリカに行ったりと努力家というイメージ。ここは関西圏で、高校はこのあたりではそこそこの進学校(旧帝大クラスの大学に毎年5人前後が進学するってレベル)に行っている。地域ではそこそこの進学校から関関同立に行けば、優秀だねー、その先の人生にも困らなさそうだねと思ってもらえる程度の安泰感がある。そういう路線には乗っている娘さんだった。

3年前の高校受験のころからだろうか、このBさん宅から突然娘さんのヒステリックな声がしたり、泣き声がしたりといったことが年に2、3度はあった。最初の頃は、大変そうだなぁ程度にしか思っていなかったけど、今回はさすがに深刻度が高いなと思ったので、110番に通報したのだが、事件化したかったわけではない。警察が介入することで冷静になってほしいと思ったからだ。

その後、警察が再度やってきて「どうやら親子の間で言い争いがあったようですが、もう落ち着いたそうです。ご協力ありがとうございました」とのこと。表面的に、なのかもしれないけど、一応こちらの目的は果たしたようなのでホッとした。

何があったのかは本当に知らない。ただね、もしかしたら大きくくじけるようなことがあったのかもしれないけど、人生多かれ少なかれそんなことがしょっちゅう起きる。家の中で暴れて、スッキリしたのであればそれでいい。そうでなかったのであれば、乗り越えろ!としか言いようがない。

くじけたまんまでいる人生が幸せなはずはない。しょせん女なんて傷だらけさ。でもね、その傷を傷のままにしておくな。あなたの人生を輝かせるアクセサリーに変えていけ。たくさんアクセサリーをつけて、自分で自分を輝かせろ。それができてこそ、人生は楽しくなるんだからね。

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