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だれかへ恋文を

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話を聴いてほしい人

一週間くらい考えても にっちもさっちもいかなくなったら あなたに話を聴いてもらう 不思議と…

帰り道

帰り道 君は空を見て「きれい」とつぶやいた そこにまるで天の神殿があるような そんな響きが…

舞い降りた天使の呟きが
悲しみの大地を癒すのか

金色の勇気を太陽が
蒼い月が深い愛をくれた

果てしない海 渡る
鳥たちが導かれるように
魂の囁くまま歩き出せ

砂漠に咲く一輪の花
人知れず誇り高く
命燃え尽きるまで
全てを風に預けて

「Flower of Desert」より

青空イメージできる
たなびく白い雲に鳥たち楽し気に
光と戯れて

感じる心あれば素敵な夢がみれる
広がる青い空
あなたの心にも

羽ばたこう思い切り限りない自由な空へ
翼ひろげればいい
あとは風にまかせ

(音楽座ミュージカル「とってもゴースト」より)

忘れられない事がある
忘れたいと思う事がある
けれどどうしても何度も思い出してしまうから
とうとう忘れたいなんて諦めたよ

こんな形でも
こんな不完全なものでも
いいのかなと思うようになった

忘れたいけれど忘れられないことを
大切にするという形

「ぼくの中庭で」

中庭でぼくは大きな火をくべる
いい事も悪い事もみんな
みんな投げ入れて
プロレスごっこを演じてる

眩しすぎる光の中
他人がひくほど異質な雰囲気で
しかしそれは心からの嬉しさで

地球を揺らすほどの
ジャーマンスープレックスを決めている

「悲しみを紛らわすために笑う?」

ちがう! 人は悲しみや寂しさを紛らわすために笑うのでは ない 突破したから笑うのだ 非情な苦しみさえ 突破した人だから笑えるのだ 他人とその人の中の何かが人を突破して なおかつそこに同時に在るとき それが歌や絵のような芸術品でも 一人の人のキツイ過去でも 人として超えて なおかつ平然とこの世界に存在したとき 私の中にふつふつと笑い声が聞こえるのだ だから君を見ると いつも笑ってしまうのだ

「悲しくて悲しくてとても」

悲しくなるほど腹が立つ
寂しくなるほど怒りが湧く

そんな感覚をどう表現すればいいのか
いまだに私は見つけられずに

生きるほどに荷物を下す
経験するほどに無力を知る

だから人は笑うという
そんな正論聞き飽きた

私は泣きながら怒りたいのだ

「独り相撲」
とっくのとおから独り相撲を取っていた
しなくていいのに一人で四股を踏んでいた

自分だけが
土地を清められると思い込み
エゴで塗り固まっても気が付かず
一人で胡坐をかいていた

この荷を降ろした僕の樹は
いつか実を結ぶのだろうか
今はまだ
私がだれかも分からないのに

「春の陽気に」

春の風
いつもの店の桜餅
かすかな月と羊雲
君のとこまで飛んでゆけ

余計な感情が取り除かれて

あなたは最後にいった もう私に対して語ることが無いと 昔私はそれを強烈な否定と受け取った …

「流れのまま」

日々目の前にある
あなたに出来る事をこなしてもなお

「自分はいったいどこへ向かっているのか」
と問いかける時

あなたはこれ以上ないほど
運命に従って歩んでいる

傲慢な約束

いつもいつも新しい君 上がったり下がったり 毎回僕はドキドキひやひや そんな君がたまらなく…

「欲求を自己表現に変えて」 満たされない性欲のために 僕は線をひく 肉体的な放出を 絵という表現に変えて 尽きることの無い 変態でよかった