魚座　28度のサビアンシンボル
「満月の下の肥沃な庭」
A fertile garden under the full moon.

2７度で自分の根底が創造した運命的出来事に飛び込んでいくと、28度では世界のすべてを含む原理に出会います。

その原理の事を松村潔さんは「それは生命の気配もなく、根本的な沈黙の中にあり、しかしそこに飛び込んだ途端、即座にその成果を返してくる宇宙的な形象化原理」といっています。

なかなかイメージし辛いと思いますが、それは当然で水瓶座11度の時点で思考をイメージという一つの塊にする事を否定しましたので、その先にある魚座の原理をイメージで捕えようとする事自体、無理なことです。

宗教哲学もそうですが、イメージさえできない場所に行けるのは言語的構造というような概念だけで、例えると「言葉で言える事は成る」という考え方です。

しかし、そこに「文法的にオカシイ」といったような常識の枠があると、その先には行けません。その枠は、自分という器の限界を決めてしまうため、ここでいう本当の意味での「肥沃な庭」にたどり着けないのです。

極端な言い方をすれば、明日から今までの使っていた言葉の構造も概念も全捨てて、まっさらな状態から「音」という現象を使った「私」の表現をする。というようなそれまでの言語的「枠（器）」を捨てた時、いかに世界が肥沃であり、そして即座に成果を返してくれるものであるかを知るのです。

解説が長くなりましたが、つまりこの度数の影響が強い人は、自分が望む事に思い切り飛び込めば、根本的な障害を打開できる人です。

誕生日なら3月18～19日
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