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【NYY】わかめフランチャイズ【TDL振返り】

現在ALEにて最下位をひた走り,ワイルドカード圏内に入り込めるかも怪しいニューヨーク・ヤンキース。そんな状況において,積極的なBuyerに回る判断はできず,「TDL直前の戦績で判断」といったような様子見を続けていましたよね。
結果としてオリオールズとの3連戦に負け越し,TDL前最後のレイズ戦では一切の抵抗も見せずに1対5で完敗。ヤンキースファンですら「今オフFAとなるアセットを使ってSellerに回るべき」との声が大多数を占めていました。実際,現地の記者からもファンの読みと同じ動きが行われるだろうとの記事を出しました。

じゃあその結果どうなったかって?

日本時間の朝7時にTDLを迎えるというのに一向に売り買いが行われず,やっと3分前になってDealが発表されたと思ったら中継ぎ投手,しかもレンタルのKeynan Middletonを補強。期限後に発表されたのも伸び悩んで出番すら危うい投手Spencer Howardの獲得のみ

Cashmanさん,自軍の補強ポイント分かっています?と聞きたくなるような謎ムーブを見せたのでございます。

上記ツイートのように,NYYのウィークポイントは打線と先発であることは明白。百歩譲って買い手に回るのであればここを補うべきですよね。
しかし現実はMLB最高クラスの厚みを誇るリリーフ陣に,レンタル投手を追加したのみ。保有権がまだ続くHowardは最悪来年の先発に回せる公算があるとして,今オフFAとなるMiddletonの獲得は一体誰が予想できたのでしょうか。

別に来年も保有できるHolmesやTorresを出さなかったのもまあいいでしょう。なんでまだ買い手がありそうなBaderやPeraltaまでも大事に抱え込んでるんですか??僕たちってまだコンテンドできるんでしたっけ??つまりあれですか,「7月まで最下位だったけど,元々盤石なリリーフに1枚ピース追加すれば奇跡的に打線が改善されるからPS行ける!!!!!」ってことなんですか。Middletonが実はStantonやRizzoの打撃コーチも兼任するんです?4試合に登板してERA2.25のIKFを投手に転向させてローテーション強化を図るんですかね。

ごめんなさい,感情を抑えようにもここまで開いた口が塞がらないTDLを経験したのが初めてなもので,リアクションに困っています。

HalもHalで,293MM以上に課せられるTAXを下回りたかったんじゃないの?全然ペイロール減ってないよなこれじゃ。ほんとにいいのかこれで。

過去2年,ようやく楽しみな若手有望株が出てきたと思えばほぼ全員がTDLでトレード放出。残った味噌っかす達がMLBの舞台で活躍することは一切なく笑い者に。大枚叩いたベテラン達は故障と不振でロスターの金喰い虫へ。今季やっと売り手に回ってマイナー整備!と思ったらこの有様。限界フランチャイズですよこんなもん。

よく私はNYYを「泥船」「沈みゆく舟」と揶揄してきましたが,大きな勘違いをしていました。もはや藻屑。形なくMLBという大海を漂う一本の海藻に他なりません。このまま小魚に突かれて跡形もなく消えるのでしょうか。Cashmanの軌道修正に期待していた自分が如何に浅はかであったかを思い知りました。

唯一,唯一の救いとして挙げるのであれば,Juan Calera以外の若手を放出しなかったこと。特に放出がやむを得なかった先発投手の有望株の多くを保有。この秋からWarrenやBeeterらの昇格にも胸が躍ります。(活躍できるとは思わん)
ただし見方を変えればこれも悪手であり,結局オフにロスター管理に迫られると。40人ロスターに課金すれば60人くらいに拡張できると思ってんのかね。Caleraなんてまだまだ指名されるようなクオリティにないのにね。

もう一つポジれるとしたらば,これでCashmanとおさらばできること。さすがのHalでもこの現金ハゲが如何にまぬけた存在か分かったでしょうよ。いままでありがとな。

最後に

笑えよお前たち。下には下がいるってこった。

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