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CoCo壱の売り上げ不振はなぜか?

CoCo壱の売り上げが低迷している。
この2年間減り続け今季はもっと下がるだろう。

原因は3つ考えられる。

まずは3年前からのコロナ騒動。
食事系の店は去年くらいから売上が回復してる店がほとんどだが、CoCo壱は減り続けている。カレー業態はテイクアウトも強いし、同じように回復すると思われていたがそうではなかった。

2つ目の原因は牛丼チェーン。
数年前から吉野家、松屋、すきや共々がカレーに力を入れ始めた。特に2年前からの勢いがすごい。規模で言うとCoCo壱1200店舗に対し、牛丼3社合計で5000店舗。影響を受けるのは当然だろう。
その中でも脅威なのは松屋だ。2年前から松屋に併設されたマイカリー食堂が強すぎる。
味で言えばCoCo壱が上だが、コスパで考えるとマイカリー食堂の圧倒的勝利だ。例えばマイカリー食堂でカツカレー大盛りを食べたら700円程度だが、同じボリュームをCoCo壱で食べたら倍近くはする。
そして出店スピードも驚異だった。松屋のメニューにカレーメニューを増やすだけなので、改装も必要なく簡単に広がった。松屋は今、牛丼専門店だけでなくカレー専門店もカネ揃えてるわけだ。
言うなれば『めちゃくちゃコスパがいいカレー専門店がここ2年で一気に1000店舗できた』『CoCo壱にとって同規模のライバル店が急に現れた』と言うことだ。当然需要は奪われる。

3つ目の原因は値上げ。これが一番の原因かもしれない。
2022年はウクライナ戦争の影響で世界的なインフレが発生し、どの飲食店も値上げをせざるを得なくなった。
もちろんCoCo壱も2度の値上げを実施した。
CoCo壱はコロナ前から高いと言われており、高いすぎるラインと普通のラインのギリギリのところで商売をしていたと思う。
今回の値上げで高すぎる方に振れてしまったように思う。
例えば仮にサラリーマンが昼飯でカレーが食べたいとなった時、1000円を超えるCoCo壱にはなかなか足が向かないだろう。牛丼チェーンに流れると思う。

これは日本の構造上の問題でもある。
今日本はインフレ下なのにサラリーマンの給料が上がらない状況だ。その理由は長くなるので割愛するが、この状況で給料上げれるのは大企業で輸出企業くらいである。先日ユニクロが社員の給料を上げたがそれがいい例で、中小企業で賃上げはほぼ無理だろう。
さらにはコロナで無駄な税金を300兆ばら撒いた影響で、確実に増税される。
つまり、物価が上がってる、給料上がらない、税金上がるの三拍子で、今の日本人にとってCoCo壱のカレーは高級カレーになってしまった。
客離れが起きるのも当然である。

CoCo壱にとっては厳しい状況になっているが1ファンとして応援している。
昨日もカツカレー大盛り、ほうれん草入り、ルー多めを食べてきた。やはりカレーチェーンの中ではダントツに美味しいと思う。


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