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ホームステイがはずれだった!の件

語学学校に留学される生徒さんのほとんどは、ホームステイを経験されます。

絶対ホームステイは合わないだろうと、シェアハウスや学生用レジデンスに住む方もいます。それもひとつの方法ですが、ホームステイ先でホストファミリーと楽しく過ごすというのは、留学の醍醐味のひとつでもあるので、憧れている方も多いですよね。

ところが、手配されたホームステイが「はずれ」だったらどうしましょう。。

「はずれ」と言われる定義は色々とあります。

食事面、衛生面、ホストファミリーの家族構成や人種、ペットの面、ホストファミリーの性格や振る舞いの面、学校までの距離などの物理的な面、家の間取りや部屋の大きさなどサイズや築年数の面、部屋の温度や毛布の厚さなどの生活回りの件、ざっと挙げるとそんなところでしょうか。

ホストファミリーは、カナダで提供できる限りの範囲で、世界中から来る生徒さんの平均基準を考慮しつつ、食事内容やルール、料金を設定しますので、留学生全員にとって満足ではない可能性は手配する側も理解しています。

例えば、南米や中東から来る留学生は本当に裕福な方が多いです。自国では、大きな家と広い部屋に住み込みのお手伝いさんがいて、これ持ってきて、これやってと言えば誰かがやってくれる生活です。

そんな留学生もカナダに来ると、家や部屋はずっと狭く、自分のことはある程度自分でやらなくてはいけません。カナダで自国での生活と同じ水準で生活したければ、それなりの費用を支払わなくてはいけないということです。

その点、日本の留学生から部屋が狭いと苦情があることは滅多にありません。日本の家と比べたら、ほとんどのホームステイの家は広いので、狭いと感じることはあまりないのでしょう。

上記のように、生まれ育った環境や生活水準によって感じ方や受け止め方が異なるので、ホームステイが「はずれ」だった、と定義するのはとても難しいです。

「はずれ」と定義しやすいのは、学校までの距離や乗り継ぎの回数などが、明らかにクラスメイトよりややこしいなどの物理的な部分です。たくさんあるホームステイの中で遠い家があたってしまったら、それは「はずれ」かもしれません。でもその分、郊外の家の方が大きかったり、部屋が広かったりと、他に「あたり」の部分があるかもしれません。

自分には合わない=「はずれ」

「ホームステイがはずれだった」と、周りの友達やクラスメイト、学校のスタッフに、いかに酷い目に遭っているか話している留学生の話を聞くと、それって結構一般的、ということがよくあります。

留学生が言う「はずれ」は、ほとんどが生活水準の違いやミスコミュニケーション、相性の問題なので、誰に対しても「はずれ」の粗悪なホームステイではなかったりします。

特にミスコミュニケーションや相性の問題に関しては、ホストファミリーも人間ですから、それは入居する留学生次第で如何様にも変わります。

自分からコミュニケーションをたくさん取って、ホームステイのルールをしっかり守り、家の手伝いをしてくれる留学生と、部屋に閉じこもって何をしているか分からない、食事の時だけ現れる留学生では、前者の方が気に入られます。

留学生のコミュニケーションの取り方ひとつで、「あたり」のホームステイにも「はずれ」のホームステイにもなり得るわけです。もっと言うと、ホストファミリーが留学生に対して「はずれ」だったと思う場合もあるということです。

自分には合わない=「はずれ」ではなく、自分が与えられた環境の中で何ができ、何を変えられるのか、変えられないところはどこなのか、など、自分が動くことで変えられることはないか考えることが、ホストファミリーと上手に付き合っていくためのポイントです。

続きは次回。ちょっとアピール。こんなことやっています。👆

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