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できたらラッキー!なハナシ

こんにちは。就労継続支援ビルドの秋田です。

秋田はスポーツを見るのが好きな運動音痴なので、オリンピックをテレビ観戦しています。

開催に関するあれこれは置いておいて...あくまでスポーツの話です。

特にスケートボードやBMXフリースタイル(パーク)といった、いわゆる都市型スポーツは今まで接する機会が無い種類のものだったので新鮮で楽しく見ました。


そこで気付いたことがありまして

この人たち失敗を怖がらないな。ということです。


難易度が高い技は転んだり着地に失敗したりする確率も上がるわけですから技がキマると、とっても盛り上がります。

一方で転んでしまったとしても、もちろん「あ~…」とはなるけれどもチャレンジしたことがすごい、とか、次またやろうというムードであることが多い印象でした。

そもそも転んだり、足をつかずに最後までやりきるほうがレアというか難しいんです。

だから失敗するのが当たり前というか、「できたらすごい」という文化なのだと思います。

たとえばスケートボード(ストリート)の採点方法には「RUN方式」と「BEST TRICK方式」の2種類の採点方式があり、RUN方式2本、BEST TRICK方式5本の計7本のうち点数の高かった4本分が持ち点となる方法です。RUN方式ではノーミスだからといって得点が高いわけではなく、ミスをしてもその後の演技が良ければ高得点を出すことができるそうです。パークも、ランを3本行った中で最も高い点数で順位が決まります。ただしパークでは、1度転倒してしまうと終了です。

BMXフリースタイルパークでは2回やったうち点数の高いほうが採用される方式です。

こういった採点方法がポイントなのかなと思いました。

失敗してもまた次がある。
一回きりの勝負じゃない。

というやり方っていいですね。

1本目で置きにいって2本目でチャレンジするもよし、1本目からビッグな技にチャレンジするもよし。

すごく楽しい雰囲気が伝わってきました。


全体的に

できたらすごい。

という文化、日常にもどんどん浸透したらいいのに。

というのが秋田の感想です。

というのも…


とある発達障害セミナーで児童精神科の先生が話されていました。

よくできた日はラッキー
苦手なことが苦手なのが平常運転


やればできる

発達障害者(特にグレーゾーンと言われる層や高機能の人たち)って、がんばればできることが多いんですよ。

グレーゾーンであればあるほど、ものすごく疲れるけれど

なんとか一般的なレベルを保とうと頑張れば、なんとかかんとかできてしまうことが多々あって。

本人も「やればできる」ほうが基準(世の中的な普通=自分にとっても普通)だと思っているから、うまくいかないときにすごくつらいし、本当はもっとできるのにと思って努力します。

でも、周囲は他人の内側のことなんてわからないから、頑張ればできるラインを通常ラインだと思って要求するので

疲弊して二次障害を引き起こしてしまうことが多々あるんですね。

職場なら、せっかく働いてくれている人材が体調を崩して休職・退職になってしまうのは双方に不幸です……。


うまいくったときはすごい。
うまくいかないのが当たり前。


特に仕事選びのときは、精一杯頑張らないと追いつけない環境では、やがて限界が訪れます。ゴムをピンと張った状態をずっと続けることはできないですよね。「自分にできる範囲」を見極めて、楽にできるところを基準にして仕事を選ぶのがお勧めです。

都市型スポーツの選手みたいに、肩の力を抜いて楽しめたらいいなと思いました。

ではでは。

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