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心が壊れたはなし

先日、ハラスメントについて書いた。
その後、紆余曲折あり、心が壊れた。

人間が壊れていくのは一瞬だ、と思った。
私の周りの人は「こんなことで?」と思うかもしれないな。
自分でも「こんなことで?」と思っているくらいだ。

最初は誰かを悪者にしたい気持ちも少しくらいはあったかもしれない。
今はそんなことはどうでもいい。

なぜか「こんなことで?」で壊れてしまい、うまくいえないけど、なぜか元に戻れないのだ。
いつもだったら元に戻れるのに、今回はうまくいかなかった。

ずっと昔からの蓄積かもしれないし、化学反応を起こしたのかもしれない。
ハラスメントを受けたことなんかより、元に戻れないことに、戸惑い落ち込み困ってしまった。

歩いていても、ごはんを食べても、誰かと会話をしても、涙が出る。

身近な人、かかりつけのお医者さんに
専門の先生に話を聞いてもらったら?と教えてもらい、初めて精神科に行った。

相談内容は割愛するが、元に戻るんじゃなくて、他の方法が必要だ、とアドバイスをもらって、ハッとした。

野球で例えるならば、スピードだけじゃなくてコントロールできる力を養う。ストレートだけじゃなくて、カーブだったり、別の技を身につける。

(これは心の方向性の比喩であり、何かスキルを身に付けろ、今の環境から逃げろなどの具体的な何かではなく、考え方のイメージだと思っている。)

いろいろな技を身につけることができると、ハラスメントについても別の見方ができるかもしれないとのことだった。

ハラスメントした方が悪いとか、被害者ヅラしている私が悪いとか、どうしても決めつけてしまっていた。
何かに対して悪いと決めつけること事態が私の気持ちを余計に暗くしていた。
本当に迷惑をかけていて、とんでもないことを巻き起こしているようで、被害者ぶっているようで、お前は悲劇のヒロインと言われたいのか?と思われていそうで辛かった。
(なんかもう、あまりにも非常事態で、自分で自分がよくわからなかった。)

でも精神科の先生と話したら、少しだけ、周りのごちゃごちゃを一旦なしにして自分と向き合えるような気がしたし、誰も悪くないと思えたら、心が軽くなった。
そして、何より、とある診断を受けたのだが、こういう病気だと言われて何より安心した。

精神科に初めて行ったから、最初はとてもどきどきした(メディアの影響か、あまり良いイメージがなかった)

でも実際は本当にあったかい場所で、行った経験自体も先生に教えてもらったことも新鮮で、考え方の新しい扉を開けることができた気がする。

かぜを引いたらお医者さんに行くように、今回も心のかぜを引いたんだ。
スマホで例えると、OSの更新(しかもバージョンが大きく変わってやたら時間がかかるやつ)なんだ、と思ったら、また少し新しい気持ちで、もう一度暮らしはじめることができそうだ。

仕事では、少しお休みをもらった。
更新が終わったら、浮上できそうな気がする。

ーーー

ぬかるみに足を突っ込んじゃって、抜け出せない!沈んじゃう!どうしよう!ってなっていた。
足を突っ込んだ自分を最初はすごく責めていて、抜け出せない自分が恥ずかしくて、落ち込んでいた。

それを言ったら、ぬかるみを作ったやつがいけないと言っていて、それはそうだと思ったし、
精神科の先生が言ったことのように、足を抜く方法もひとつじゃなくて、ただ引っ張る以外に履いている長靴を置いてけぼりにしていいわけだし、何か近くの柱をギュッと握りしめて抜け出してもいい。

そんなこんなで、今は頭の中がぐちゃぐちゃだけど、今の自分も大切にしつつ、寝る!ごはん食べる!楽しむ!を繰り返そうと思う。

多くの言葉をかけてくれた家族、優しく見守ってくれた恋人、アドバイスをくれた病院の先生、話をたくさん聞いてくれた職場の人・保健師さん。
いろんな方が周りにいて、助けてくれた。
本当にありがとうございます。
迷惑をかけちゃったなぁという気持ちで罪悪感に苛まれる瞬間もあるけど、こればっかりは変えられないから、何かの形で恩返しできるように、少しずつリハビリからはじめようと思います。

あと、20代後半ともなると、ライフステージの変化や友人関係も変化する。
今は新しい扉をあけたり、今まで使っていた扉を閉めたり。
そういう時期なんだなぁと思うことにしました。

※暗いnoteになってしまいましたが、明るい光が一瞬見えたこと、今の気持ちを形にして決意表明として宣言しておきたいことが理由で、すぐに公開しました。もしも、嫌な気持ちになった方、不快な気持ちになった方、申し訳ありません。最後までご覧いただき、本当にありがとうございます。

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