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ドラマ『おいしい給食season3』/函館より給食愛を込めて

はるばる来たぜ。

給食が好き過ぎる教師・甘利田幸男(市原隼人さん)が、同じく給食愛凄まじい生徒・神野ゴウとライバルから同志になっていく様子と、「好きなものがある」という幸せに、コメディーながら号泣しまくったドラマ『おいしい給食』。劇場版の続きとして、この秋帰ってきた。

神野が卒業し、甘利田はいろいろあって函館の中学校へ。じゃあ、いとうまい子さん演じる給食のおばさん・文枝さんはどうなるの? と思っていたら、諸事情により実家のある函館へ。給食のおばさん続投!

強すぎる眼差しが印象的だった神野ゴウ。ちょっと検索したら、神野を演じた佐藤大志くんは、すっかり大人になっていた。成長著しすぎる。

そんな彼に代わる怪物が、season3で登場した。
その名は粒来つぶらいケン。
やはり目ヂカラが魅力。
だが神野よりにこやかで、ちょっと素朴である。
甘利田に怒られても、ちっとも気にしていない。
なかなか心臓の強い少年。

舞台が函館に移ったため、教室にはストーブ、給食には鯨汁などのご当地モノが登場している。第6話に出てきた「納豆もなか」を私は食べたことがないんだけど、これは北海道のローカルフードなのだろうか。皆さんの地元では、「納豆もなか」なる食べものは給食に出ていただろうか。気になって仕方ない。誕生の経緯は解説されたが、そもそも、なぜ納豆をもなかに!? 解説の中にあった?? いやもう存在自体がインパクトありすぎて、ドラマに集中できなかった(笑)。

第7話で登場したのはカレースープ。スープカレーじゃないんだ。この物語で描かれているのは、1980年代の中学校。今回のマドンナ的存在、新米英語教師の比留川先生も聖子ちゃんカットだ。この時代には、「スープカレー」という名のカレーはまだ登場していないんだっけ? まあどっちでもいいか。甘利田が大興奮で食すカレースープが本当においしそうで、うちも今夜しゃばしゃばのカレースープにしたい!と真剣に悩んでしまった。でも今夜はミルフィーユ鍋をするつもりで、白菜と豚バラを買ったんだった。人が食べていると、カレー系ってどうして食したくなるんだろう。

毎度毎度、トビウオのように激しい動きで給食を楽しむ甘利田。生徒たちはそれを完全無視している。確実に視界に入っていると思うけど、一切無視。演技している子どもたち、目の前で市原さんがバッキバキに動いているのを見て、笑っちゃわないのだろうか。自分だったら、がまんできそうにない。

甘利田がいつも敗北感を味わっているのが、粒来ケンの給食の楽しみ方。彼は神野と同じように、「それ、反則じゃない?」というさまざまな手段を用いて、給食をアレンジする。令和だったら「粒来くんだけ、ずるい。平等にしてください」と言われてアウト。ちなみに第7話のカレースープのおともは、ストーブの上で平たく潰して焼いたごはん。それナン代わり?

このドラマもそろそろ終盤。あれ?「いかめし」って出たっけ? 確か、甘利田は函館の中学校に変わる際、「函館では、給食にいかめしが出るんだぞ」と神野に言っていた。それはseason2で、初赴任地が函館の中学校だったという教育委員の佐久本から聞いた話。最終回に「いかめし」カモーン。登場することを期待したい。まさかの劇場版第3弾も決定しているので、もしや「いかめし」はそっち?

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納豆もなかについてネットで調べていたら、いつ書かれたかわからなかったが、こんな記事を発見した。全国納豆協同組合連合会、なるものがあるのか。知らなかった……。世の中、まだまだ未知なる世界だなあ。


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