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そういえば、1980年代のアフガニスタンとパリが舞台の小説を書いていた

かつて存在したソビエト連邦という国が、アフガニスタンへ軍事侵攻(1978-1989)したことがあった。ソビエト連邦とは今のロシアで(厳密には違うけれど)、世界中に共産主義の思想を広めて、自分たちの権力基盤を拡大することを国家的なお仕事としていた国である。
ソ連のアフガニスタン侵攻で、西側自由諸国は一斉に反発。モスクワオリンピックをボイコットし、ソ連の体制に反旗を翻した義勇兵、傭兵などが続々と反政府勢力に加わり、アンダーグラウンドな軍事援助もあった。今のウクライナと同じような図式が展開していたのである。またそこには有象無象の戦場ジャーナリストたちも名を上げようと潜入していた。

もう一つは、フランス大統領選挙である。
1981年のフランス大統領選挙で、ミッテランとジスカール・デスタンが最終的な一騎打ちとなり、社会党のミッテランが逆転勝利したことである。


その隠された背景に、ミッテランを暗殺しようとした陰謀があった・・・という設定で、ストーリーを組み立てていった。

それがこの小説である。
「ジャッカルの日」や「戦争の犬たち」を書いた英国の作家、フレデリック・フォーサイスのような作品を書きたかったのである。現実とフィクションの隙間を埋めるような、ひょっとしてこんなことがあったかもしない、と思わせる物語だ。
これから、その小説をどのように書いていったのか、記憶をたどりながら記してみたいと思う。

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