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読書記録 #7『逆転正義』

はじめに

さっと読めて満足度の高い一冊でした。
下村敦史 氏著『逆転正義』を読みました。
装丁が非常に凝っていてそれだけでもワクワクしました。

本記事は自身の読書記録用に記述しています。
ネタバレ等もあるかもしれませんので、ご覧いただく際はご注意ください。

本書を選んだきっかけ

本書はYouTubeチャンネル『ほんタメ!』で紹介されており、装丁が凝っているのを見て所有欲が駆り立てられ、即購入。
積読が多い中、少し箸休めに短い作品を読もうと本書を読み始めました。

本書について

あらすじ

『同姓同名』が中国でベストセラー、TikTokで話題、中学生ビブリオバトルでチャンプ本に!
どんでん返しの名手が仕掛ける常識がひっくり返るエンタメミステリ短編集
SNSにも正義警察、正義中毒者が蔓延る現代ニッポン!
「あなたはそんなに正しいの?」

どんでん返された回数が多ければ多いほどあなたの頭は凝り固まっている!
もくじ:
「見て見ぬふり」教室のいじめ。僕は見て見ぬふりなんかできない!
「保護」コンビニの前で佇む制服姿の女性。彼女を一人にはできない!
「完黙」麻薬の売人。麻薬取締官に口を割るわけにはいかない!
「ストーカー」人を殺めたトイレに男を入れてはいけない!
「罪の相続」罪のない俺の息子が殺されたなんて許せない!
「死は朝、はばたく」刑務所から出てきたら普通の生活を送っていいのか!

Amazon 『逆転正義』本の説明より

読書期間

2024年1月13日(土) ~ 1月14日(日)

感想

見事に全作品、どんでん返されましたね。
唯一「ストーカー」のみ少し予想があたっていました。
が、それ以外については全然予想と違っていました。
また若干イヤミス感もあり読後にゾワッとくるものがありましたね。
特に「保護」についてはゾワゾワが半端なかったです 笑

本作品は題名に「正義」とあるようにすべての作品で何が正義で何が悪かを考えさせられました。
「見て見ぬふり」については最近よく目にするSNSでの私刑が題材になっており、身近に起こりえそうで怖かったですね。
また「完黙」についても主人公のことを考えると、動機は分からなくはないんですけどね。。麻取の意見が正しいのもあって簡単に共感できないものがありました。

全編短い話で終わっているので、とても読みやすい作品でした。
この短い中でよく何回も話を転回できるなと思います。
読んだあとの満足感は高かったです。

最後に

2月はゲーム(パルワールドやダークソウル3 etc..)にハマり中々読書感想文を書く時間が取れませんでした。。

本作は短編集だったのもありサクサク読めましたが、2月自体は全然本読めていないので、3月はもう少し本を読みたいなと思います。

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