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スカーフからビジレザにたどり着くまで

みなさん、こんにちは!
ビジネスレザーファクトリー大学ユースメンバーのジュナです!

趣味は史跡巡り。トップの写真は箱根関所での1枚です。


ビジネスレザーファクトリー」(以下、ビジレザ)とはソーシャルビジネスしかしない企業「ボーダレスジャパン」のグループ会社。日本のビジネスパーソンへ牛本革製品を届けることで、バングラデシュの貧困解決に挑んでいます。

1 所属店舗とあだ名

普段は大学に通う傍らビジネスレザーファクトリー大手町店でアルバイトをしています。
たまに驚かれますが、あだ名の「ジュナ」は本名です!
そのためか、生涯あだ名をつけられた事がなかった私はビジレザでもその機会を失ったまま半年が過ぎました…

2 学生生活

私は普段大学で中東の歴史を専攻しており、パレスチナ問題やイスラム教徒の女性について勉強していますが、中東についてはもともと関心があった訳ではありません。

きっかけは大学二年生の時に参加したとあるワークショップでの出来事でした。

そのワークショップでは妊婦さんやゴスロリ、視覚障碍者、同性愛者…などなどの役になりきって渋谷の街を歩くというもので、私はスカーフを被ってイスラム教徒の女性(以下 ムスリマ)になりきりました。

ムスリマ

(渋谷のスクランブル交差点での1枚。)

私自身、イスラム教徒の慣習やムスリマについて多少は知っていましたが、当事者になって街を歩くというのはとても興味深い体験でした。

特にびっくりしたのが、日本人で日本語を喋っていてもスカーフを被っているだけで「外国人」として対応される点です。

東急デパートで日本人の店員さんに「どこの国からいらっしゃったんですか?」といわれたり、写真をとってくれた黒人のカップルにも「Have a nice trip!」と笑顔で見送ってもらったりと、スカーフ一枚で想像以上に非日常な体験ができました。

ただし、ムスリマの格好でいるということは同時に、当時の国際情勢をひしひしと感じる事にもなりました。

このワークショップが開催されたその年の1月はちょうどドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に就任し、同年3月にイスラム教徒の多い中東諸国にたいして入国制限を宣言していのです。

スカーフを被って歩いていただけで、すれ違う人-中でも白人系の外国人観光客-から厳しい視線を度々向けられたのは、私たちがなりきっていたムスリマがセンシティブな存在だったことに他なりません。

一方で、「なぜムスリマはスカーフを被るのか」「そもそも中東とアメリカで起きている緊張関係の根源はなんなのか」という疑問はワークショップを終えた後も残り続けました。

自分の中でもやもやしていた「ムスリマ」「中東」を追いかけていく内に中東ゼミに所属していて、気が付いたら専攻対象になっていました。


3 ビジレザとの出会い

中東のゼミでの出会いは現代の中東問題について色々考えるきっかけに恵まれた反面、パレスチナ問題やシリア難民などの社会問題とどうやって関われば良いのかという悩みも浮き彫りになってきました。

現地へ行って現状を自分の目で見たり、他のユースメンバー達みたいにインターンや校外活動として行動を起こすということも考えられましたが、中東ゼミに所属してすぐに健康上の理由で休学した私にはあまり現実的な選択ではありませんでした。

しかし、健康という障壁はかえって私と社会問題を繋げる活路にもなりました。

ビジレザで働くことになったのも、自宅から通える範囲で社会問題に携われるものだったからです。

ではどうやってビジレザに入社出来たのかというと、それは本当に縁でした。

もともとビジレザの存在はボーダレスジャパンを通じて知っていましたが、私が最初に求人案内をみた時はアルバイトの募集はやっていませんでした。

時は経ち、ある日ひょんなことから友人であるメルと久々にあって近況報告をしていたら、「きっと私のお店のやっていること興味あると思うよ!」といわれて紹介されたのがなんとビジレザだったのです!!

改めてホームページを開くとそこには学生アルバイト募集の案内が…!

これはもう何かの縁だ!
そう確信してからはとんとん拍子に事が進んで一か月後には最初にお世話になった横浜店で働いていました。

そんなこんなでビジレザで働いてからはとにかく接客に慣れるのに必死でしたが、いつも店舗メンバーの皆さんの優しさと熱意に助けられどうにかここまで走りきることできました。

まさか自分が素敵な仲間に恵まれてバングラデシュの雇用創出のために働けるなんて思っていなかったため本当に今が楽しいです!

クリスマス

(横浜店メンバーとクリスマス会の時の1枚)

まだまだ中東やムスリマとの向き合い方は模索中ですが、今ある環境に感謝してベストを尽くしていきたいです。


それではまたどこかでお会いしましょう!


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