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干し草から針を探すのは難しい


最近の米国、日本、全世界の指数は全て好調ですね。

emaxisslim 全世界株式の年初来パフォーマンスは、約22%です。

たった1000万円投資をしていただけでも、持っているだけで、220万円、大卒新入社員の年収ぐらいが、入ってくるわけです。

つまり、自分の家庭にいきなり、新入社員ぐらいの人がお金をいれてくれるようになったようなものです。

日本株以外が上がっているのは、1つは、円安です。日本は金融政策決定会合にて、異次元金融緩和の継続を発表しましたので、ドル高、円安になっています。

もう1つは、ハイテク銘柄の高騰です。
GAFAMやtesla,nvidiaなどがかなり牽引しています。

では、最初から、GAFAMを買っていれば、より儲かったのではと思うかたもいるかと思います。

結果的には正しいと思いますがやはり結果論です。

写真は、s&p495とGAFAMとtopixのリターンを比較したグラフです。

これをみて、やはりGAFAMを買っているのが正解と考えるかたもいますが、これも少々違う解釈かなと考えます。

インデックスの父と呼ばれるボーグルは、以下のような投資のコメントを残しています。

『干し草から、針を探すのは難しい、ならば、干し草全体を買えばよい』

これは、まさにインデックス投資の真髄かなと思います。

S&P495のデータも、GAFAMが上がったのは、やはり結果論なのです。20年後にGAFAMが全てが上位を占めているかは、極めて怪しいかなと感じます。
実際にS&P500で、20年前にハイテク銘柄でGAFAMの中でランクインしていたのは、マイクロソフトのみです。

つまり、何が上がるかわからないから、市場全体(干し草)を購入するわけです。すると、スーパースター(針)をつかむ可能性が高いわけです。

最初からスーパースターを当てられるならみんなそれを買いますよね、でもそんなのはわからないのです。

従って、市場全体を時価総額加重平均(伸びているものをより購入する)で購入すると、スーパースターが指数を押し上げてくれるのです。

では、スーパースターがでないことはないのでしょうか。

たぶん資本主義が世界の中心である限りはないと思います。

なぜならば、人間は貪欲で、より便利なもの、より役立つものをつくり、より幸せに、より儲けようとするのが資本主義の根底だからです。

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