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TOKYO四畳半キャンプ F-016 何より安全が最優先なのです

街の中に住んでいると、特に日本では安全が確保された状態にあります。ホワイトカラーの人なんかは夜中にメンテナンスをやってるのをみることはあってもまずもって自分でやることはないですし、安全の確保はブルーカラーの方々に外注しているのが現実です。外注っていうか他人事っしょ。外注してる意識もないのが普通かな?普通ってよくわかんないですけど。

一方山では、自分の身を守る術は自分で身につける必要があります。引っ越して最初にやった草刈りはやらないと蛇やムカデはどんどん来るし、蔦は切らないと森が荒れるし、伸び放題の草があるとマダニにやられます。道路はほっとくと苔で滑るので定期的に道路を掃除しつつ乾燥させる必要ありますし、管理されてないとみるや変な輩がやってきては物を捨てて行ったりもしますし。

というわけで刈払機チェンソーブロワーを使うわけですが、まずヤバイのは素人でも使えて作業ができてしまうことですこれが本当に危ない。刈払機なんか小石はガンガン飛ぶし、当てるところ間違えると弾き飛ばされるし、必要な防護やメンテナンスをする必要があります。チェンソーも同様で、跳ね上がって大怪我とかもありますし振動障害が起きたりもします。ブロワーは音で耳がやられるのと振動障害かな。そして山で一人で事故が起こっても誰も助けてくれない。黒電話まで辿り着けなければ助けを呼ぶこともできない。あはは、、、笑い事じゃない。

そこで年末から自腹を切って刈払機やチェンソーの講習会へ行ってそれまでたまたま怪我をしなかった幸運に感謝し、必要な知識を身につけ、メンテナンスの方法を覚え、防護具を買い、実際にメンテして防護具を身につけて作業をしているわけです。

そこまでして改めてはっと気付くのが冒頭に書いた「街では安全を外注している」ということで、つまりは自分の身を自分で守る技術がないことにハッとするのです。僕はかなり愕然としました。こりゃあかんぞと。

ということもあり、また、自分でユンボや高所作業車に乗って作業できないと今後ものすごいお金かかるぞということもあり、造園屋さんからの紹介もあり、最近は土木建設用機械の資格を一気に取っています。もちろん資格は必要があって取るんですが、僕の興味は「何をどういう手順でやれば極力安全なのか。何をすると、何を怠るとまずいのか」を知ることなのです。おかげで毎日楽しく勉強させてもらっています。

もちろん機械の運転は楽しいですし、その上かっこいい!そして小さい頃に読んだ絵本の働く機械とかを見てワクワクした感覚も思い出します。あとは街のあちこちで働いている工事の方々の仕事っぷりをまじまじと見るようになりました。流石だなあとか、これヤバくない?とか。無闇に見えちゃう。

先日、今回急ぎでかつ最大の取得目的であったユンボの運転資格も無事にゲットできたので、タイミングを見計らってレンタルして作業をしようと思ってます。ユンボの運転は難しくて面白いので、この際いっぱい練習して上手くなってやろうと思っています。

目指せユンボマスター。
これで21世紀のハナタラシだぜ(違う)。

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