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インド映画「The sky is pink」

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情報

上映時間 2時間23分  公開 2019年10月

監督 ショナーリー・ボーズ(『マルガリータで乾杯を!』等)

出演 ザイラー・ワシーム/プリヤンカー・チョープラー/ファルハーン・アクタル/他

視聴した方法 英語字幕 海外ネットフリックス(海外ネットフリックスへのアクセス方法はこちら

あらすじ

あるカップル、ニレン(ファルハーン・アクタル演)とアディティ(プリヤンカー・チョープラー)と、その間に生まれた娘アイシャ(ザイラー・ワシーム演)の過ごした時間を描く実話に基づいたお話。ニレンとアディティの間に生まれる子は、遺伝子疾患を持って生まれてくる可能性が高く、第一子はその疾患で生後すぐに亡くなっていた。第二子は疾患がなかったものの、その次に生まれたアイシャには生まれつき免疫疾患があった。ニレンとアディティは時には喧嘩し、アイシャの為奔走し、アイシャは手術のあと順調に回復していく。お調子者のムードメーカーだった彼女。ある時、化学療法の副作用で彼女の肺が肺線維症に侵されていることが判明。余命宣告を受けた彼女に寄り添い、彼女に向き合う家族の姿がそこにあった。

感想

プリヤンカー・チョープラーはハリウッドに行ってしまったまま帰ってこないのではないかと心配していましたが、本作で安定した演技力の高さをインド映画で魅せてくれました。ザイラー・ワシームは「ダンガル」「シークレットスーパースター」で確かなスター性を見せつけてきました。本作ではシークレットスーパースターでのキャラクターと若干似ているところはあるにせよ、重要な役を演じ切りました。俳優陣の確かな演技力に支えられており、見事です。本作は比較的最近の実話が原案なので、映画の脚本の大筋はドラマティックなフィクションにはかなわないと感じる人もいるのは仕方ないか。実話にかなうドラマはないと私は思うので、私はこの映画の味方です。かといって見ずらいわけではなく、悲しいシーンが多いけれども、見ごたえのある映画だった。ニレンとアイシャの二人とその家族が歩んだ人生は喜びに満ち、美しかった。この映画は、精一杯生きたアイシャ・チョーダリー氏の勇気や、彼女の人格や彼女自身に捧げる人生賛歌である。この映画を通し、数多くの人々にその勇気が届くよう祈るばかりだ。

参考

映画本編にもありましたが、アイシャはTEDxでトークしています。

母アディティも出演しています。

おすすめ度 75%

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